PostgreSQLを活用! 長期運用可能な大規模メールサーバ「Archiveopteryx」

    後藤大地  [2007/06/07]

    Oryx Mail Systemsは4日(ドイツ時間)、Archiveopteryxの最新版となる「Archiveopteryx 2.0」を公開した。ArchiveopteryxはC++を使って開発されたインターネットメールサーバ。Open Software License(OSL) v. 3.0のもとオープンソースソフトウェアとして公開されている。

    Archiveopteryxは大規模メールシステムにおける用途を想定して開発されたメールサーバシステム。IMAP、POP、SMTP、LMTP、SASL、TLS、Sieveなど、業界標準の規約を実装しているほか、エンタープライズ用途を想定したクラスタリングサポートによるハードウェア制限を持たない高スケーラビリティの実現、メールを保持するストレージとしてRDBMSを活用することでカテゴライズされた検索機能を実現しているといった特徴がある。

    大容量のメールを長期に渡って保持することができるように設計されているため、一度構築すれば長期間そのまま運用できるという特徴もある。また管理が容易にできるよう、ツールの提供やドキュメントの充実を実現している点も興味深い。

    今回公開された2.0における主な特徴は次のとおり。

    • キャラクターセットハンドリングの改善
    • メッセージパース機能の改善
    • ロックを保持するにあたってaox vacuumが不要になるように改善

    なお、Archiveopteryx 2.0を使用するうえでは、PostgreSQL 8.1.x、またはこれ以降のバージョンが必要。

    次バージョンに当たる2.01のリリースは、2007年7月16日(ドイツ時間)に予定されている。今回のリリースにはWebアーカイブ機能が含まれているが、「それほど成熟していない」とされており、次期リリースにおける主要開発項目になるとされている。

    Archiveopteryxは、RDBMSとしてPostgreSQLを要求しているほか、ビルドソフトウェアとしてg++が必要。まだ公開されて間もないアプリケーションだが、設計思想など、今後の展開が楽しみなプロダクトだ。

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