Jean-Francois Arcand氏は30日(米国時間)、自身のブログにおいてGrizzlyでJRubyを実行するためのモジュール「JRuby on Grizzly module」を公開したことを発表した。同モジュールは最終的にGrizzlyオフィシャルディストリビューションに含まれることになるとされている。

JRuby on Grizzlyを試すには、MongrelやWEBrickのようなRubyネイティブのWebサーバを置き換えればよい。JRuby on Grizzlyの特徴は、ベースとしてGrizzlyを採用しているだけあって、非同期リクエスト処理(ARP: asynchronous request processing)に対応している点にある。

現在の実装ではComet APIがサポートされていないようだが、将来的にサポートされる見通し。同ブログによると、Grizzlyの次期リリースとなるバージョン1.5.1ではJRubyが取り込まれるとのことだが、これはJRuby on Grizzly moduleを組み込むことで実現されると考えられる。GrizzlyがJRubyをサポートすれば、GlassFish上でJRubyを動作させるのがより簡単になると言えそうだ。