Appleは30日、ジュークボックスソフトの最新版「iTunes 7.2」をリリースした。対応プラットフォームはMac OS X 10.3.9以降、およびWindows 2000 SP4 / XP SP2 / Vista。バイナリパッケージは同社Webサイト、およびiTunesの自動アップデート機能を経由して提供される。

iTunes Plusに対応した「iTunes 7.2」

iTunes 7.2では、デジタル著作権(DRMフリー)による使用制限がなく、かつ高音質な楽曲を提供するサービス「iTunes Plus」をサポート。第1弾として、英EMIグループが提供する楽曲の一部がiTunes Plusに対応、従来は1曲あたり150円のところを200円で提供している(日本のiTunes Store)。iTunes Plus対応の楽曲は、コーデックには従来どおりAACを採用するが、ビットレートは2倍の256kbpsでエンコードされている。

高音質 / フリーDRMの楽曲には「iTunes Plus」と表示されている

Appleアカウント情報の更新後は、iTunes Plusの楽曲は価格欄に「+」が表示される

Windows Vistaも正式にサポートされ、先日公開されたパッチを適用することにより、安全にiPodと組み合わせて利用できるようになった。

iTunes Plusの楽曲を購入する際には、iTunes Storeが定めるサービス規約への同意が必要。同意後は、iTunes StoreのAppleアカウント情報欄に「iTunes Plus: Enabled」と表示され、以降iTunes Plusの条件でエンコードされた楽曲を購入できるようになる。