「本格読取2 Deluxe」

ソースネクストは、印刷された画像・文章情報を取り込み、Wordなどで編集可能なファイルに変換するOCRソフト「本格読取2 Deluxe」を6月29日に発売する。「本格読取2」の上位版にあたり、価格は2,970円となっている。

「本格読取2 Deluxe」では、取り込んだファイルの整理や検索が行える文書管理機能を新たに追加。保存時の対応フォーマットは、Wordの場合がdoc / rtf / txt、Excelの場合はxls / csvとなっている。

読み込んだ画像や文章は、Widowsのファイルエクスプローラのようにサムネール表示可能。関連したファイルをまとめられる上、ドラッグ & ドロップで一括管理できる。さらに、取り込んだファイルは自動的に文字認識をして保存されるため、キーワード検索に加え、画像内に書かれている文字まで検索できるようになった。書類内に表組みがある場合は、Excelを利用し書き出すことで自動的に表組みを作成。Wordファイルへ書き出す際は、オリジナル書類に近い色、サイズ、形、場所でレイアウトを再現。イメージどおりのファイルとなる。

なお、取り込んだ書類データだけでなく、PC上で作成した一般的なWordやExcelのファイルも一括管理でき、この場合はファイルからサムネールを自動作成する。画像として表示されるため、どんなファイルなのかが視覚的に分かり、検索しやすくなっている。動画ファイルの場合は最初のコマを表示する。

また「本格読取2 Deluxe」では、パナソニック製の新文字認識エンジンを搭載することで、かすれ文字や斜体文字の認識率が向上。約75万語の専門用語辞典と基本辞書との併用で、専門書や論文の高精度な読み取りも可能となった。取り込み時に画像が傾いた場合でも、1クリックで自動補正するほか、ノイズの除去、トリミングなどの補正も行ってくれる。

動作環境は、OSがWindows 2000(Windows 2000 Professionalの場合はサービスパック4適用が必要) / XP / Vista。64ビットOSは非対応。CPUはPentium III以上、メモリーは128MB以上(推奨256MB以上)。インストール時には約540MB以上のHDD空き容量が必要となる(本格読取 2で240MB、文書管理機能で300MB)。