会場にはターボリナックス社員が常駐し、購入前、購入後に関わらず相談を受け付けた

ターボリナックスは5月25日、ターボリナックス本社で小型Linux端末「wizpy」についての相談に無料で応える「wizpyなんでも相談会」を開催した。開催時間は18時~20時。会場にはターボリナックス社員が常駐し、購入前、購入後に関わらず相談に乗ってくれた。

購入前の相談では、wizpyの概要と利用方法を会場内に設置されたPCとwizpyを使い詳細に説明。まずは、wizpyの概要から説明してくれる。「wizpy」とは、どんな端末であるのか、どのようにして利用するのかだ。USBでPCとwizpyを接続してPCを起動。するとPCがLinuxマシンとなり、音楽・映像・画像が取り扱えるマルチメディアマシンとしても、オフィススイーツが利用できるビジネスマシンとしても使用できることを、それぞれのソフトウェアを操作しながら見せてくれた。

データ保存エリアについては、wizpy内メモリー、wizpyをUSB接続したPC内のハードディスク、ユーザーサイト「wizpy Club」で用意しているネットワークストレージサービスと3種類提供。その設定方法や利用方法、データ保存先ごとの特徴を説明した。

主な搭載アプリケーションも説明。Webブラウザー「Firefox」、電子メールクライアント「Thunderbird」、オフィススイーツ「OpenOffice.org」、マルチメディア再生「Turbo メディアプレーヤー」、IP電話「Skype」などを紹介した。たとえば、「OpenOffice.org」の表計算ソフト「OpenOffice.org Calc」では、Microsoft Excelとの互換性を持たせるためExcelで作成したファイルの読み込みだけでなくExcelの形式で保存可能。「Turbo メディアプレーヤー」は、Windows Media Playerで再生できるコンテンツはほとんどが再生できる(DRMを除く)。このように、PCとほぼ同等の環境を、一世代前のマシンでも快適で操作できることを説明した。

ターボリナックスによれば、今回の相談会を開催した理由は、購入したユーザーがwizpyを使いこなしているのか、困っていることはないか、こういった問題を解決する機会を設けたかったからだという。wizpyについてよく聞く質問としては、"自分の持っているPCで利用できるかどうか"とのことだ。もし買っても利用できなければ買った意味がない。動作しない場合には、BIOSを操作しないと解決できないこともある。

今回の相談会の場合、ノートPCに接続して利用するのであれば、そのノートPCを持ってきてもらえれば設定を行ってくれた。また、購入前であれば実際に動作するのかどうかを検証してくれた。プリインストールされている各アプリケーションの操作方法、ネットワークの設定方法以外に、このような動作検証まで実施し、wizpyの活用についての不安を取り除いてくれるよい機会となっていた。

このような相談会は今後も続けていくとのこと。また、量販店の店頭でも質問は受け付けていきたいとのことだ。