GMOインターネットグループの子会社インターネットナンバーは、ネット広告企業大手のオプトと業務提携することで合意した。これによりオプトの運営する「オプトクロスネット」へ、数字で簡単にWebサイトへアクセスできるサービス「インターネットナンバー」を利用可能になった。システムの連携は6月1日より開始される。

今回の業務提携の特徴は、広告主に、「オプトクロスネット」が提供する電話番号の広告掲載に加え、「インターネットナンバー」の掲載を提供することにより、電話だけでなくウェブサイトへの誘導も促すことができるという点にある。

「インターネットナンバー」は、アドレスバーへ数字を入力するだけで登録サイトにアクセスできるサービスで、日本のほかに米国、カナダ、ロシア、中国といった10数カ国で採用されている。

「インターネットナンバー」の仕組み

両社の業務提携により、媒体側にとっては、電話の着信課金と「インターネットナンバー」でのアクセス件数の両サイドからの収入が見込める。また、消費者側にとっては、「インターネットナンバー」を利用して簡単にWebサイトへアクセスできるため、事前に広告内容の確認が可能になる点がメリットとなる。さらに、サイトから直接問い合わせをしたり、注文することが可能となった。

「オプトクロスネット」では、「インターネットナンバー」経由でのアクセス件数に応じて料金を支払うアフィリエイト広告も提供を開始する。