NetBeans.orgは24日(米国時間)、NetBeans 5.5シリーズの最新版となるNetBeans IDE 5.5.1を公開した。NetBeans IDEはJavaで開発されたJava統合開発環境。動作にはJDK 5またはJDK 6が必要。同プロダクトはアーカイブの状態で提供されているほか、Windows、Linux、Solaris x86/SPARC、Mac OS X向けには個別のパッケージが用意されている。

NetBeans IDE 5.5.1の公開と同時に次のアドオンも提供されている。

  • NetBeans Profiler 5.5.1
  • NetBeans Mobility Pack 5.5.1 for CLDC/MIDP
  • NetBeans Mobility Pack 5.5.1 for CDC
  • NetBeans Visual Web Pack 5.5.1
  • NetBeans C/C++ Pack 5.5.1

5.5向けのアドオンと5.5.1向けのアドオンは組み合わせて使うことができない。5.5から5.5.1へ移行する場合は、アドオンもすべて更新する必要がある。

NetBeans IDE 5.5.1では、EJB 3.0、JAX-WS 2.0、Java Persistence、JavaServer Faces 1.2、Java Servlet 2.5、JSP 2.1、Struts 1.2.9、JAX-RPC 1.6、JAXR 1.0、JAXP 1.2、JSP標準タブライブラリ 1.1などがサポートされている。動作検証済みのアプリケーションサーバはApache Tomcat 5.5.17、JBoss 4.0.4、GlassFish V2など。

NetBeans IDE 5.5.1ではいくつものバグが修正されているほか、GlassFish V2のサポートが追加された点が特徴的。また5.5.1からはサポートプラットフォームとしてWindows Vistaも追加されている。英語版以外にも中国語版、日本語版、ポルトガル語版が用意されている。

2007年11月中旬には6系の初リリースとなるNetBeans IDE 6.0が、2008年第2四半期末ごろにはNetBeans IDE 6.1のリリースが予定されている。