タカラトミーは6月2日より9月にかけて、玩具「トランスフォーマー ムービーシリーズ」を世界130カ国で発売する。

1984年に誕生し、日本と欧米を中心に全世界で3億個以上の販売実績を持つという、変形ロボット玩具「トランスフォーマー」。現在も年間600万個以上を全世界へ出荷している人気シリーズで、今年は実写版映画『トランスフォーマー』が公開されるとあって大きな盛り上がりを見せている。

8月4日公開の映画『トランスフォーマー』は、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を執り、『アルマゲドン』などで知られるマイケル・ベイが監督した超大作。未知の惑星より飛来し、ジェット機からデジカメまで様々な機械にトランスフォームしていた金属生命体が、人類に攻撃をしかけるといういうストーリーとなっている。

今回玩具として発売されるのは、この映画版のトランスフォーマーたちで、劇中に登場するキャラクターのフォルムを忠実に再現されている。さらに新機構として、これまでのトランスフォーマー玩具にはなかった「連動変形(オートモーフ機構)」を搭載。これは変形させる際に1ヶ所を動かすと、対応する別パーツが次々と連動して変形するという仕組みで、これによって映画やアニメで見られるスムーズな変形を楽しむことができる。

おなじみのロボットも映画版では大胆にアレンジ。6月2日発売予定の「オプティマスプライム」(左)と7月19日発売予定の「メガトロン」(右)。各6,825円

映画『トランスフォーマー』に関連した新アイテムは現在までに40種が予定されており、まず6月2日に16アイテムが登場。7月は12アイテム、8月に8アイテム、9月に4アイテムというハイペースで新しいトランスフォーマーたちが市場に並ぶ。

これらのリリースタイミングは世界同時となっており、ワールドワイドな人気を得ているトランスフォーマーならではの大掛かりな展開となっている。ハリウッドが生み出した斬新なデザインと、タカラトミーが35年以上の変形玩具の開発で培った技術が集積した今回のアイテム群。夏から秋にかけて注目のシリーズと言えそうだ。