Siemens、初の外部CEOが就任に- 新CEOにGeneral Electric出身のLoscher氏

      [2007/05/22]

    独Siemensは20日(現地時間)、同社の新CEO兼社長に米国大手製薬会社Merck & Coのシニアエグゼクティブ Peter Loscher氏が就任することを発表した。Loscher氏のCEO就任は7月1日の予定。終わりの見えない汚職スキャンダルの渦中にある同社が選んだ新CEOは、SiemensのライバルであるGeneral Electricにも在籍したことがある国際経験豊かなエグゼクティブ。160年の歴史の中で、はじめて外部からCEOを迎えるドイツの巨大企業は、今、舵取りの大きな変更を余儀なくされている。

    Loscher氏はオーストリア出身の49歳。ハーバード・ビジネス・スクールを卒業後、ドイツ、アメリカ、スペイン、日本など多くの国で、さまざまな企業を舞台にマネジメントの経験を積んできた。2002年、在籍していた会社がGeneral Electricに買収され、同氏も同社CEC(Corporate Executive Council)メンバーとして移籍した。2006年、製薬企業大手MerckのEtivxecue Committeeメンバー兼Global Human Health部門プレジデントに就任、アナリストたちの間では「Merckの次期CEOはLoscher氏」という憶測も流れていた。

    次から次へと出てくる汚職問題を乗り切り、クリーンなイメージを取り戻すには、こだわり続けていた"内部CEO&ドイツ人CEO信仰"を捨て、外部から新しいCEOを受け入れる選択肢しかSiemensには残されていなかったとも言える。奇しくも同じ49歳のKleinfeld CEOから"欧州で最も伝統ある巨大企業"の経営バトンを受け渡されることになったLoscher氏。"新風"となって古い体質にざっくりとメスを入れることができるのか、その手腕が注目される。

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