米Oracleは、米Agile Softwareの買収を正式にアナウンスした。買収総額は4億9,500万米ドルに上るとされ、今年7月には買収が完了する見通し。

Agile Softwareは、企画/開発から、製造、流通、販売、サポートまで、すべての工程に関わる情報を共有し、関係部門間のコラボレーションを促進する「Product Lifecycle Management(PLM)」ソリューションの分野で、トップクラスの実績を持つ企業。Acer、McDonald's、Shell、QUALCOMM、Micronを始めとする大手企業が、同社のPLMを導入しているという。

OracleのCharles Phillips社長は「Agile Softwareの買収によって、当社のPLM事業の新たな基盤が築かれ、業界特有のエンタープライズアプリケーションを提供していく戦略が一層深まることになる」とコメントしており、SAPに対抗する新サービスへの意欲を示した。