マイクロソフトは15日、「Microsoft Dynamics CRM 分析テンプレート」を発表した。同社のBI製品機能を活用して分析系CRMを構築するためのシステム基盤であり、Microsoft Dynamics CRMをデータソースとした分析用キューブ、ビジネス・スコアカードやKPI、定型レポート、非定型アドホック分析用Excelシート、予測分析用データ・マイニング・モデルなど、数多くのテンプレート・プログラムを含む。パートナー企業向けに無償提供され、パートナーは自社のソリューションの一部に組み込む素材として活用できる。将来、ユーザーからの要望が多ければ、ユーザー向けに直接無償提供を行なう可能性もあるとのことだ。
提供開始は6月末日の予定で、現時点でのパートナーは、ベリングポイントとケイ・ピー・アイ・ファクトリーの2社が発表されている。
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マイクロソフトビジネスソリューションズ事業統括本部 MBSプロダクトマーケティング本部 製品戦略部長 新保 将氏 |
まず、登壇した同社のマイクロソフトビジネスソリューションズ事業統括本部 MBSプロダクトマーケティング本部 製品戦略部長の新保 将氏は「CRMは経営を左右するもの」との認識を示した。同氏は「全顧客の20%が売上の80%を構成する」「新規顧客獲得にかかるコストは既存顧客維持の5倍」といった数字を挙げ、既存顧客と良好な関係を維持し、優良顧客として繋ぎ止めておくことは「ロス減らしてプロフィットを高めるための重大な経営問題」だという。
また同氏は、顧客情報の一元管理を目的とした、一般的な実行系CRMを「守りのCRM」、BIの手法を使って顧客情報を分析/予測することでパーソナライズや個別提案を行なう分析系CRMを「攻めのCRM」と位置づけ、「守りのCRMだけでは顧客流出を防ぐことはできても売上増には寄与しない。守りと攻めの両面をカバーすることが必要」とした。Dynamic CRM分析テンプレートは、顧客情報の一元管理を実現し、守りのCRMとなるMicrosoft Dynamics CRMが提供する一元化された顧客情報に対してBI機能による分析や予測を行なう機能を付け加えることで、攻めのCRMの部分の強化を行なうパッケージとなる。
利用のためのソフトウェア要件は
となっており、事実上Microsoft Dynamics CRM 3.0の要件と同一であり、Dynamics CRMを利用中のユーザーにとっては追加コストなしで利用可能だということになる。
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