リネオソリューションズは14日、組み込みLinuxの統合開発環境「Lineo uLinux ELITE」の新エディション「Lineo uLinux ELITE CodeSourcery Edition」(以下、CodeSourcery Edition)を6月29日にリリースすると発表した。

Lineo uLinux ELITEは、テスト済みのLinuxカーネルや各種パッケージ、ツールチェーンなどから構成される。開発する製品(ターゲット側)のマイコン(またはプロセッサ)に応じたボードサポートパッケージ(BSP)と組み合わせて利用する。BSPには、デバイスドライバやミドルウェアなどが含まれており、Lineo uLinux ELITEとは別途に提供される。今回発表されたCodeSourcery Editionは、ツールチェーンとしてARMやMIPSプロセッサをサポートする米CodeSourcery製の「Sourcery G++」に対応している。

また同社では、米Intel製の組み込み向けプロセッサ「IXP425」向けのBSPである「Lineo uLinux BSP NOVATEC NTNP425C Basic Edition (IXP425) EB v4.0.0」も同時にリリースする。本BSPは、開発用パソコン(ホスト側)のOSとしてFedora Core 4/6に対応している。ツールチェーンとしては、Sourcery G++ 4.1をサポート。Linux Kernel 2.6.16以降が提供される。