GPSと携帯電話で愛犬を追跡、スウェーデンでサービス開始へ

    末岡洋子  [2007/05/11]

    GPS(Global Positioning System)と携帯電話を利用して、ペットの居場所を追跡するサービスが北欧ではじまる。無線通信を利用して、行方不明のペットがどこにいるのか飼い主がすぐに把握できるというから、ペットの行方不明対策になりそうだ。北欧の大手通信事業者TeliaSoneraが9日(現地時間)に発表した。

    このシステムはGPSと無線通信を利用したもので、米国に本拠地を持つ国際的なペット登録団体、PetLink International Pet Directoryとイタリアの技術繊維企業、M-Techが共同で開発した。犬の首輪にGPSレシーバーを装着し、これが飼い主の携帯電話にメッセージを送ることで、犬の位置情報を入手できるという仕組みだ。

    具体的には、飼い主が犬の首輪のGPSレシーバーに対してメッセージを送ると、GPSレシーバーは無線通信を利用して、テキストベースのSMS(ショートメッセージングサービス)か地図情報をつけたMMS(マルチメディアメッセージングサービス)を送り返す。飼い主は送られてきたメッセージを携帯電話で受信し、犬の位置情報を確認できるという。GPSレシーバーにはSIMカードが内蔵されており、このSIM情報をPetLinkに登録していることが条件となる。

    飼い主はまた、このシステムを利用して、ペットが自由に行動できる範囲を設定することも可能だ。設定した範囲を超えると飼い主の携帯電話に警告が送られてくる。携帯電話は無線ネットワークに対応し、SMSが送信できる全機種で利用でき、犬の首輪に装着したGPSには最大5件の電話番号を登録できる。

    PetLinkらは、このシステムが利用するGSM/3G無線網として、スウェーデン・フィンランドの通信事業者TeliaSoneraの無線ネットワークを選択、まずはTeliaSoneraが展開している北欧地域でサービスを利用できるようになる。

    TeliaSoneraはまずスウェーデンで5月中旬より提供を開始する。同国内の約40店の主要ペットショップで加入でき、利用価格は月額90スウェーデンクローネ(約1,980円)。別途通信料金が必要となる。TeliaSoneraによると、今年秋よりノルウェーとデンマークでもサービスの提供を開始する予定だという。

    TeliaSoneraによると、スウェーデンでは約70万頭の犬がペットとして飼われており、毎年1万5,000頭が行方不明になっているという。

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