清華大学が運営している清華科技園(Tsinghua Science Park)がこのほど、「※石(ダイヤモンド)計画」入選企業名を公表した。
「ダイヤモンド計画」の目指すところは、ハイテク企業を短期間に成長させること。インキュベーションのなかでも「独自イノベーション」をとくに重視している清華科技園は、ダイヤモンド計画のなかで、向こう5年以内に、3社から5社、世界的な競争力をもつ企業、あるいはNASDAQまたは中国国内で上場できる企業を創出するとしている。
清華科技園はダイヤモンド計画の入選企業に対して最大限の優遇政策とサポートを提供する。たとえば10万元相当の法律・会計業務支援、2億元規模のベンチャーキャピタルを提供する。このほかにも清華科技園は銀行、担保機関との提携により、入選企業に総額75億元の資金協力をおこなうとしている。
ダイヤモンド計画の選考は昨年9月に始まった。応募条件には、独自のイノベーション能力と知的財産権を持つことが挙げられている。このほか、業界でのリーティングポジション、産学連携での実績、高い潜在成長性、高い潜在収益性などが要件だ。これまでに清華科技園に立地する400社以上の企業のうち、45社が応募したとされる。
厳しい条件を見事クリアし、第一期のダイヤモンド計画に入選した企業は、芯技佳易、浦華控股、数碼視迅、展迅通信、海蘭信、中文在線、慧点科技、天瑞科技、中国万網、中交星網の10社。浦華控股総経理の李星文氏によれば、同社の年間売上高はすでに5億元を超えており、国内上場の計画が順調に進められているという。
一方、清華科技園はダイヤモンド計画の水準を確保するために、入選企業に対して選抜淘汰もおこなうとしている。入選企業のトップ人事に異動がおこった場合、業績が大幅に落ち込んだ場合、コア業務が変わった場合などは、入選企業といえども、再審査の対象となる。
これまでも清華大学は、中国の技術移転、ハイテク産業育成の窓口的な役割を果たしてきた。市場経済システムのなかで、こうした政策的なインキュベーションシステムが今後どれだけの実効をあげられるか、関心が集まっている。
※は金へんに「占」
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