Mozilla Foundationは、次期Firefoxの開発者向けビルド第4版「Gran Paradiso α4」を公開した。対応プラットフォームはWindowsとMac OS X、Linuxの3種。日本語など、英語以外の言語リソースは提供されていない。

今回のリリースには、アドオン開発者向けのJavaScriptライブラリ「FUEL」を同梱。XPCOMやユーザインターフェイス関連APIを呼び出すコードを簡略化できるため、アドオンの開発が容易になることが期待されている。

Mac OS X版では、自由にデザイン可能な注意喚起用小ウインドウを表示するためのシステム環境設定ペイン「Growl」のサポートなど、Cocoaユーザインターフェイスの改善が行われた。発生したクラッシュを報告するツール「Breakpad」(旧Airbag)も追加されている。

α4のリリースに合わせ、Firefox 3.0のリリーススケジュールも更新された。それによれば、α5は5月31日、α6は6月28日、β1は7月31日、β2は9月に公開される予定。年末とされる正式版の公開前には、リリース候補版の配布も行われる見込み。