厚生労働省と大阪府は20日、医薬品成分であるカルボデナフィルが検出されたいわゆる健康食品を公表した。公表されたのは清涼飲料水「Newピアリス」(原産国は韓国)で、健康被害は報告されていないが、この製品を服用している場合はすぐに使用を中止し、服用により体調を崩したら医療機関または最寄りの保健所に相談するよう勧告している。

カルボデナフィルは国内外では医薬品として承認されていないが、硝酸剤高血圧や狭心症の薬である硝酸剤、または、一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸剤アミル、硝酸イソソルビドなど)と併用すると降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるため併用しないよう警告がでている。日本においては、医薬品や未承認の薬物を含む製品は食品に該当せず、無承認無許可医薬品等となる。