東京・代官山と渋谷に店舗を構えるショコラトリー「デカダンス ドュ ショコラ」(経営:グローバルダイニング)は26日、春・夏向けの生菓子11種を新発売する。ショコラトリーらしく、すべての商品にチョコレートを使ったという今回の新作は、ピエール・エルメ氏のもとで経験を積んだというステファン・ヴュー氏が手がけている。

グローバルダイニングのエグゼクティブ・パティシエを務めるステファン・ヴュー氏

ステファン・ヴュー氏は、ピエール・エルメブランドの日本進出要員として4年前に来日した後、「資生堂パーラー」でも活躍した経歴の持ち主。2006年9月にグローバルダイニングのエグゼクティブ・パティシエとなり、デカダンス ドュ ショコラの商品開発も行っている。

一方、デカダンス ドュ ショコラは2002年6月に代官山本店を開業して以来、スパイスを合わせたボンボンを発売したり、ワインとチョコレートのマリアージュを提案したりと、チョコレートの様々な楽しみ方を提案してきた。

「デカダンス ドュ ショコラ」の代官山本店(左)と渋谷マークシティ店(右)

そんな同店が新しく発表した生菓子は、夏を意識したチョコレートケーキ。パティスリーでは通常、秋・冬の時期にチョコレートケーキを充実させるが、「パッションフルーツやバナナ、フランボワーズといったフルーツを積極的に盛り込んで、夏をイメージしたチョコレートケーキに仕上げました」とステファン・ヴュー氏。また、ライスクリスピーやクランブルなども使い、食感のアクセントを付けているのも特徴だという。

パッションネマン フランボワーズ」は、パッションフルーツのクレーム・ブリュレとビターチョコレートのガナッシュを組み合わせている。トップにはフランボワーズを。550円

「パピヨーツ ショコラ バナーヌ」。ラム酒でフランベしたバナナやココナッツのムースなどを、ミルクチョコレートで覆っている。550円

チョコレートのビスキュイやムース、プラリネを使った「エボニー アンド アイボリー」。550円

ミルクチョコレートのムースの中にコーヒーのムースをしのばせた「ベロア」。530円

「チーズケーキ ショコラ」は、ミルクチョコレートクリームを組み合わせたチーズケーキ。550円

これまで代官山本店では生菓子を扱ってきたが、渋谷店では今回が初めて。新作11種は、両店で購入可能となっている。