ヤフーは20日、博報堂と共同研究として実施した「ネット・オークションに関する調査」をもとにしたレポート「Yahoo!JAPAN ネット生活予想レポート No.004」を発表した。No.004では、日本のネット・オークション生活の拡大と、ただ買うだけではなく「再流通消費」という新しいライフスタイルの兆しについてまとめられている。
回答者は15歳以上のYahoo!リサーチ・モニター2,110名(男性:1,206名 女性:904名)。調査は昨年の8月29日から9月1日の期間中に実施された。
同調査では、ネット・オークションが普及するとともに、新品だけでなく中古品も区別なく探す人が増加傾向にあるという。レポートでは、こうした消費者の新しい意識を「再流通消費」と呼称している。
再流通消費の方法としては、PCを利用したネット・オークションでの購買経験率が71.6%となり、最多となった。次いで「古本屋、中古CDショップ、中古ゲームソフトショップで購入」が65.4%、「ブックオフで購入」が63.7%となった。
この結果から、レポートではネットユーザーの中で再流通消費が定着していることが確認できるとしている。
一方、携帯電話を用いたネット・オークションでの購入経験率は10.4%にとどまった。このことから、ケータイを価格変動のチェックに用いることはあっても、実際に落札するまでに至らないようだ。
また、フリーマーケットでの購入経験率が39.7%、幼稚園・学校・地域などのバザールが31.4%、その他リサイクルショップが36.4%と、いずれも30%台にとどまった。レポートでは「どちらかというと、不用品のリサイクルというイメージがあり、ネット・オークションとは動機が違うようだ」と指摘されている。
また、1995年から昨年にかけての再流通消費の移行を見ると、10年前は皆無だったネット・オークション利用者が、2004年には再流通消費のトップとなっている。同様に、古本屋や中古ソフト屋が着実に増加傾向にある。また、ブックオフが今や伝統的な古本屋や中古ソフト屋にほぼならんでいることから、消費者の再流通消費に対する意識の移り変わりがわかる。
同レポートは、再流通消費をリサイクルとは違う新しい消費スタイルだと捉え、欲しいものを柔軟に探し求めるという消費意識が、新しいカタチで表出した行動だと考えるべきだとしている。
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