中国網通、モバイルIMサービス「霊信」発表 - モバイルIM市場で競争激化

    西山楓  [2007/04/19]

    中国網通がこのほど、モバイルIM(インスタントメッセンジャー)ビジネスへの本格参入を目指すIM業務専用サイトを打ち出した。網通はこのモバイルIMサービスを「霊信」と命名している。

    霊信は、網通ブロードバンドが新たに打ち出す中国網通ユーザー向けの総合モバイルインスタントメッセンジャーサービス。霊信の名前の由来は「小霊通(PHS)」で、ユーザーはPHSのショートメッセージ、WAP端末、IVR端末、3G端末、ブロードバンドPCなど、多くの手段を通じてIMでリアルタイム通信サービスを利用する。携帯電話からPCまでの文字、表情、音声、画像、映像などマルチメディア情報をリアルタイムで相互に通信することを実現するという。

    中国網通の全てのPHSユーザーがこの霊信業務を利用することができる。自らのPHSにKTと入力し、「90066」番宛に送信すれば霊信を即開通させることができる。開通後は、霊信番号を所有したうえでPC向けのソフトをダウンロードすると、PCと他の霊信ユーザーとの間でのやりとりも可能となる。また、近い将来、網通の3Gネットワークが構築された後は、3G端末を利用しての準リアルタイム通話や、マルチメディアファイルの送受信ができるようになる。

    中国移動と中国聯通はそれぞれ、独自のモバイルIM業務「飛信」と「超信」を打ち出している。また、電信運営キャリア以外にもPICA、モバイルMSN、モバイルQQなど、モバイル通信分野においては各社がそれぞれ競うように一旗挙げてきている。業界にはモバイルインターネットの切札として、モバイルリアルタイム通信市場が今年は爆発的に成長するとの見方もある。従来の電信運営キャリアが続々加入するなか、中国の同市場では、ますます激しい企業間競争が起こりつつある。

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