インタービデオジャパンは、ハイビジョン対応ビデオ編集ソフト「Video Studio 11」を6月15日に発売することを発表した。AVCHDビデオカメラに対応し、撮影日オートインポート機能などを新たに搭載している。価格は下記の通り。

Video Studio 11 通常版

バージョン 市場推定価格
通常版 15,540円
乗換版 10,290円
アップグレード版 8,379円
アカデミック版 8,190円
ダウンロード版 9,324円
アップグレードダウンロード版 7,329円

インタービデオジャパン代表取締役である田中俊輔氏は「本製品はユーリード、コーレル、そして我がインタービデオの3社が関わっております。一昨年前に、我が社がユーリード社を67%買収し、昨年の12月にコーレル社が同社を買収している関係で、コーレルグループとして、コーレル、インタービデオ、ユーリード3社の製品を販売に至りました。デジタルイメージング技術に特化している3社のブランド力、連携、技術力により、さらに改善され、ユーザーの要望を取り入れた使いやすい製品となっております」と述べた。

インタービデオジャパン代表取締役である田中俊輔氏

またVideo Studio 11について、コーレルマーケティング部マーコムマネージャーであるトビー・オープンショウ氏が製品のコンセプトを説明した。

コーレルマーケティング部マーコムマネージャーであるトビー・オープンショウ氏

「Video Studio 11は8年連続で日本国内シェアNo.1ソフトであり、最先端の技術を駆使しながら、初心者でも使いやすいビデオ編集ソフトです。私達はユーザーの要望を聞き、今回のバージョンアップに望まれる機能を調査し、それらを反映することができたと思っています」

アンケートを結果をパワーポイントにて説明。日本国内での利用者層は41~50歳が多いという結果がでたという

Video Studio 11では、ユーザーの希望が多かった「撮影日オートインポート」機能を新たに搭載。ビデオを編集しても、DVカメラ(HDVカメラ。AVCHDカメラを除く)の撮影日情報を付加できるようになった。またAVCHDカメラにも対応し、ハイビジョンで撮影した映像を取り込み、HDビデオファイルで出力でき、DVDビデオ作成も可能となった。

「撮影日オートインポート」機能。テキストとして入力できる 日付の印字の仕方をアニメーションにすることも可能

その他、画質劣化を防止する「MPEGオプティマイザ」機能を搭載。複数のビデオ素材で構成された作品をレンダリングする場合、画質劣化がない「スマートレンダリング」が適用できる部分と再エンコード部分を画面上で確認できる。また「おまかせモード」もVer.4となり、従来は2本だったビデオトラックが最大5本となった。

「おまかせモード Ver.4」画面。よりクリエイティブな演出ができるように

画質劣化がない「スマートレンダリング」が適用できる部分(緑)と再エンコード部分(赤)を画面上で確認

その他の新機能として下記の項目が挙げられる。

  • スマートパッケージ
  • ノイズ除去フィルター
  • ホワイトバランス
  • タイムラインの拡張設定
  • テキストの回転
  • レンダリング一時停止ボタン