韓国でとある成人ゲームをめぐり、話題と議論が巻き起こっている。
その成人ゲームとはパンゲアというゲームメーカーが開発した「パンゲア」だ。「パンゲア」というのはもともと超大陸の名前だが、このゲームは成人男性をターゲットにした「ハードコアMMORPG」。ゲームでは戦闘シーンはもちろんのこと、賭博シーン、セクシーな女性キャラクターなどが次々と登場する。こうした内容からしても、19歳以上しかプレイできない、いわゆる「18禁ゲーム」となっている。
パンゲアでは、世界が「パンゲアワールド」と「X-ワールド」に別れている。
パンゲアワールドは44の城の覇権をめぐって多様な種族が戦闘を繰り広げる世界だ。本格的な戦闘を楽しめる仕組みが豊富に詰まっており、敵と戦う際には「まるでコンソールゲームのような痛快な打撃感」(パンゲア)が得られるという。
このほかにも1つのサーバーに全ユーザーが接続して大人数で戦闘を繰り広げたり、キャラクターのクラスに左右されず武器や魔法を利用できるなど、これまでのゲームの枠組を壊すような試みがみられるのだ。
一方のX-ワールドには、賭博、バイオレンス、性といった成人ゲームとしての要素が詰まっている。ここではでポーカーや花札といった賭博ゲームを楽しめる「ギャンブルセンター」、バトルルームを作って他の種族と直接闘うことができる「バトルゾーン」などに別れているほか、セクシー女性たちと「ラブハンティング」もできるようになっている。
このラブハンティングにおいて、女性の気分を良くするような言葉を言うなどして好感を得られれば、アイテムのアップグレードに必須の「ラブジュエリー」を得ることが可能だ。このように、X-ワールドには成人男性用のゲームがさまざまに取り揃えられている。
儒教思想が社会の根底にある韓国において、パンゲアの存在は衝撃でもあった。メディアに取り上げられることも多いが、その多くは未成年が利用することへの憂慮や、ポルノ映像を見るかのようなゲーム内容について憂慮する論調だ。
パンゲアは韓国でゲームの等級付けを行っているゲーム等級委員会から、「青少年利用付加」という判断を受け、19歳以上利用可という年齢制限を設けている。そのため、ユーザー登録時に住民登録番号の入力を必ず行わなければならない。韓国国民1人1人に与えられている13桁の住民登録番号には、生年月日のデータも盛り込まれているからだ。
しかし、最近は未成年が親や知人などの住民登録番号を入力して成人コンテンツに接するという例が社会問題化しているため、前述のメディアのような憂慮の声が絶えない。
こうした問題を抱えつつも、パンゲアは4月27日から第5次のクローズド・テストを実施する。本格的なMMORPGとしての性格もさることながら、ニュースにまで取り上げられ話題となっている今、好奇心で利用するネティズンも多いことが予想される。
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