富士通は、企業向けデスクトップPC「FMV-ESPRIMO」新製品3シリーズ21モデルを発表した。今季モデルでは、Windows Vista Business搭載モデルを2シリーズ18モデルに拡大したほか、Core 2 Duo搭載モデルの搭載可能機種も拡充、さらに24時間の連続稼動を実現した「24時間モデル」が新たに登場している。なお、ESPRIMOはカスタムメイドに対応しているほか、Vista Business上位OSのVista Enterpriseにも対応するとされる。

今回発表されたESPRIMOは、コンパクト型の「Dシリーズ」、液晶一体型の「Kシリーズ」、ミドルタワー型の「Wシリーズ」。

24時間モデルはDシリーズに追加されており、CPUにCore 2 Duo / Pentium 4 / Celeron D、チップセットにIntel 945Gを採用した「FMV-D5245」。アルミ電解コンデンサ、長寿命ファンなどを採用した専用電源、そして24時間連続稼動仕様の同社製2.5型HDDなどを採用することで24時間の連続稼動を実現したとされる。なお、標準保証期間は3年で、医療業界向けには改正薬事法に対応したモデルも用意される。

Dシリーズ

Dシリーズは、搭載するCPUおよびチップセットにより、Core 2 Duo+Intel Q965の「FMV-D5340」、Core 2 Duo / Pentium 4 / Celeron D+Intel 945Gの「FMV-D5245」、同24時間モデル、Core 2 Duo / Pentium 4 / Celeron D+Intel 945GZの「FMV-D5240」、Sempron 3400+(1.80GHz)+AMD ATI Radeon Xpress 1150の「FMV-D5140」、Core 2 Duo / Pentium 4 / Celeron D+SiS671の「FMV-D3240」(FMVバリューシリーズ)などがラインアップされている。出荷開始は4月中旬~5月下旬。価格は、FMV-D5340が158,000円(Core 2 Duo E6300)から、FMV-D5245が118,000円(Celeron D 347)から、FMV-D5240が115,000円(Celeron D 347)から、FMV-D5140が11万円からとなっている。またFMV-D5245の24時間モデルは148,000円(Celeron D 347)からで、バリューシリーズはオープンプライス。

FMV-ESPRIMO Dシリーズ

Kシリーズ

液晶一体型のKシリーズ「FMV-K5240」は、17型SXGA(1,280×1,024)液晶と15型XGA(1,024×768)が選択可能。CPUはモバイル向けCPUを採用しており、Core 2 Duo / Celeron Mから選択する。なお、FMV-K5240のほかFMVバリューシリーズとして17型液晶を搭載した「FMV-K3240」もラインアップされている。出荷開始はFMV-K5240が5月中旬、FMV-K3240が4月中旬、価格はFMV-K5240が175,000円(15型液晶+Celeron M 430)から、FMV-K3240はオープンプライス。

FMV-ESPRIMO Kシリーズ

Wシリーズ

タワー型のWシリーズ「FMV-W5240」は、CPUがPentium D / Pentium 4から選択、チップセットはIntel 945Gを採用している。5月中旬の出荷開始予定で、価格は149,000円(Pentium 4 651)から。

FMV-ESPRIMO Wシリーズ