書籍やパンフレット、カレンダーなど、さまざまな形で使われる「紙」の専門商社である竹尾は12日から14日まで東京丸の内・丸ビルホールにて「竹尾ペーパーショウ2007」を開催する。

「竹尾ペーパーショウ2007」は、「特殊紙の竹尾」と呼ばれる同社が開催する、「紙」の展示会だ。今年のテーマは「FINE PAPERS(ファインペーパーズ)」。これは、同社が取り扱っている「ファインペーパー」という紙の名称からきている。ファインペーパーは風合いや色合い、質感などの多様さからデザインの表現や訴求効果を高める素材。同社では350銘柄以上を扱っている。

今回の展示会では、国内外のアーティストとファインペーパーのコラボレーションによる作品展示のほか、シンポジウムも開催。また期間内は丸ビル内や周辺のショップが協力し、展示されている作品をさまざまな形で配布を行う(数量限定)。丸ビル4Fにある青山ブックセンターでは、書籍購入時のブックカバーにファインペーパーを使用し、展示会参加アーティストのPAUL DAVISの作品がプリントされる予定だ。

竹尾はデザインや印刷関係者には知名度が高いが、一般の人にはなじみが薄い。同社によると「今回の会場はアクセスがよい丸ビルなので、ぜひ一般の人も気軽に訪れていただいて竹尾の紙を知ってほしい」としている。