CentOSプロジェクトは12日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linuxクローンの「CentOS 5」を正式にリリースした。対応プラットフォームはIntel x86とx86_64の2種、CD-ROM×6/DVD-ROM×1のISOイメージファイルは、同プロジェクトのWebサイトおよびBitTorrent経由で配布される。

CentOS 5は、2006年11月リリースのRed Hat Enterprise Linux(RHEL) 5をコードベースに採用。上位OSプロバイダーUOP)と定義されたRed Hatのロゴマークなど、商標やアートワークは取り除かれているが、UOPとの100%バイナリ互換性を維持するよう再構築されている。RHEL 5とほぼ同じパッケージ構成を持つため、マシンの一元管理を可能にする「Stateless Linux」やリモートファイルシステム用のローカルキャッシング機能「FS-Cache」など、RHEL 5の新機能も利用できる。