ルネサス、国内向けW-CDMA用3バンド対応トランシーバ「R2A60273LG」を発表

ルネサス テクノロジは9日、同社にとって初となる国内携帯電話向けW-CDMA(Wide band-Code Division Multiple Access)用の3バンド(2G/800M/1.7GHz)対応のRF(Radio Frequency)トランシーバIC「R2A60273LG」を製品した。6月よりサンプル出荷を開始する。

RFトランシーバIC「R2A60273LG」

本製品は、W-CDMAの2GHz、800MHz、1.7GHzに加えて、高速パケット通信規格 HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のうち、通信速度が3.65Mbpsであるカテゴリ5(IRバッファサイズは57.6kビット)およびカテゴリ6(67.2kビット)もサポートしている。

パッケージは72ピンのLGA(外形寸法が5×5×0.65mm)。LNA(Low Noise Amplifier)やループフィルタ、CDMA2000帯域妨害波対応の帯域外妨害波減衰用フィルタを内蔵している。また、受信用イコライザ回路、送信用低ノイズPLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、受信時に11%(typ)、送信時に3%(typ)の低EVM(Error Vector Magnitude)を実現している。

本ICは、TXキャリアリークオートキャリブレーション機能と呼ぶ機能を内蔵しており、部品性能差によって生じる高周波の調整時間を短縮させ、生産性を向上させることができるという。

電源電圧は2.9V。消費電流は、送信時が62mA、データ送信時が64mA、受信時が32.5mA、CDMA2000妨害波対応時が36.5mAとなっている。サンプル価格は600円。



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