シェア急伸中のMTA「Postfix」の最新安定版がリリース

    海上忍  [2007/03/29]

    Postfix開発プロジェクトは28日(米国時間)、インターネットメール転送エージェント(MTA)の最新安定版「Postfix 2.4.0」をリリースした。ソースコードは同プロジェクトのWebサイト、および各地に設けられたミラーサイト経由で配布される。

    今回のリリースは、これまで開発版として位置付けられてきたバージョン2.3系を、安定版としてリリースしたもの。主な新機能としては、BSD kqueueやLinux epollなどの新しいイベントシステムへの対応や、Sendmail 8.12で実装されたメールフィルタAPI「Milter」のサポートが挙げられる。トランスポート層セキュリティ(TLS)など安全面が見直されたほか、小規模オフィスで利用しやすいようドメイン名の定義が不可欠ではなくなるなど、運用面での改良が施されている。

    Postfixは、IBM社員のWietse Zweitze Venema氏が開発したメールサーバソフト。すでにSendmailが事実上標準のMTAとして普及し、パフォーマンスに秀でたqmailなどSendmail互換のMTAが存在するなか、管理/設定が容易かつ安全性に優れるMTAを目指し開発がスタートされた。現在ではSuSEなどLinuxディストリビューションのほか、Mac OS XやNetBSDなど多くのUNIX系OSに収録されている。官公庁や民間企業での採用実績も多く、近年急速にシェアを伸ばしている。

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