韓国のSK Telecom(以下、SKT)は、29日からHSDPAサービスを全国展開すると発表した。
SKTは2006年5月から韓国で初めてHSDPAサービスを開始したが、全国展開については3月1日から開始したKTFに先を越されている状況だった。
SKTでは既存のCDMA網を音声通話や中・低速データ通信用に活用しながら、HSDPA網で高速データ通信およびコミュニケーションサービスなどを提供できるよう、運用していくと述べている。
HADPAの全国サービスとともに、SKTではサービスに関する施策も発表している。
1つめはMMSの料金を通常50ウォン(約6円)/1通から30ウォン(約4円)/1通に割引することだ。画像や動画が添付されている場合は通常1通あたり画像は200ウォン(約24円)、動画は400ウォン(約49円)だった料金を、一律100ウォン(約12円)とする。ある程度容量のあるサービスを割引し、多くの人に利用してもらうことでHSDPAの利便性をアピールするつもりだ。
2つめはUSIMカードによる金融サービス「USIM M-Stock」の提供。USIMカードに保存された通帳などの顧客情報を利用し、携帯電話で簡単に証券取引をできるようにする。
現在、USIMでは交通カード機能のみ提供されているのだが、SKTは今後、これをクレジットカード、モバイルバンキングやメンバーシップカードなどにも広げていきたいと述べている。
3つめは「T LOGIN」モデムの提供だ。T LOGINとはUSB型の専用モデムを用意し、ノートPCなどの携帯機器でHSDPAを利用できるサービスだ。今回販売されるT LOGINモデムは「電波の受信感度を20%以上高めたもの」(SKT)で、専用ソフトウェアではSMSの送受信や住所録管理も可能となっている。
SKTとKTFの両社がHSDPAサービスの全国展開を始めることで、韓国ではいよいよ本格的なHSDPA時代の幕開けといった雰囲気だ。部分的サービス提供で盛り上がりにいまひとつ欠けた2006年とは異なり、今後は両社による激しい競争が展開されそうだ。
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