YouTube、利用者数1000万人越え - ネットレイティングスの調査史上最速

    笠井美史乃  [2007/03/22]

    ネットレイティングスは22日、2007年2月のインターネット利用動向調査結果を発表した。それによると、YouTubeの家庭からの利用者数が1,000万人を越え、ページビュー数も約6億2,500万PVで前月の最高値を更新した。サービス開始からわずか14カ月で1,000万人の大台に到達するのは、同社が2000年に国内のインターネット視聴率調査を開始して以来の最速記録だという。

    同社の発表では、2007年2月時点で利用者が1,000万人を越えるドメインは18サイト。Yahoo!や楽天、Amazonなどの巨大ポータルやECサイトなどが中心だ。鳴り物入りで日本市場に参入したAmazonでも、1,000万人到達までに42カ月かかっており、YouTubeがいかに短期間で利用者を拡大したかがわかる。さらにYouTubeは現時点で日本語版が開始されていないことを考えると、記録的な数字と言っていいだろう。

    「YouTube」利用者数、ページビュー数の推移(2005年12月~2007年2月、家庭のPCからのアクセス)
    利用者は2006年6月頃に急増。あの「絵描き歌」騒動はこの頃だ
    出典: ネットレイティングス

    YouTubeの正式公開は2005年12月で、約半年が経過した2006年6月~7月頃に大きく利用者数を伸ばしている。雑誌などでさかんに特集が組まれたことに加え、著作権を侵害したコンテンツが削除された問題がメディアで大きく取り上げられたことで、知名度が高まったと考えられる。その後ややPVが伸び悩む時期もあったが、2006年12月から再び増加に転じ、2007年1月・2月は6億PVを突破している。月間の一人当たりの平均利用時間も1時間15分で、制限時間いっぱいの10分/1本で考えても6本以上は見ている計算だ。

    主要サイトの1,000万人到達までの所要月数(家庭のPCからのアクセス)
    2月時点の利用者数では「2ちゃんねる」も越えている
    出典: ネットレイティングス

    ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「YouTubeブランドは、昨今のニュース報道等で多くの人の認知を得るところとなりましたが、トップページの利用者はYouTube全訪問者数の2割程度にとどまっています。これはブログやSNSの日記・コミュニティなどのいわゆるCGM(消費者作成コンテンツ)に貼られた膨大な個別映像やURL経由で大半の利用者が流入しているためです」と述べている。

    ブログを利用したクチコミによるマーケティングやプロモーションが注目されているが、実際にYouTubeの急成長が「CGMの誘導力の強さを証明」(同氏)する結果となった。

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