東芝、高音質オーディオプロセッサを発売 - DCTSCとΔΣ1ビット方式を採用

      [2007/03/19]

    東芝は19日、オーディオプロセッサ「TC94A82XBG」を今月末から発売すると発表した。CPUコアやD-Cコンバータ、NAND型フラッシュメモリコントローラ、512kバイトのSRAM、DC-DCコンバータ、リチウムイオン電池充電回路、USB2.0インタフェース(ハイスピードモードに対応)、ヘッドフォンアンプなどを備えている。ストレージにNAND型フラッシュメモリを用いるシリコンオーディオプレーヤ向けで、今月28日に同社から発売予定の「gigabeatUシリーズ」にも搭載される。

    シリコンオーディオプレーヤ向けのオーディオプロセッサ「TC94A82XBG」

    本LSIのD-Aコンバータは、音声信号を1ビットごとに高速に処理するΔΣ1ビット方式を採用していることが特徴。そのため、原音に近い音楽再生が行えるという。また、もう1つの特徴として、一般的に使われているSCF(Switched Capacitor Filter)ではなく、DCTSC(Direct Charge Transfer Switched Capacitor)を採用している。SCFに比べて、回路内の抵抗やトランジスタの数が少ないため、信号のデジタル-アナログ変換時する際に発生する音声信号の劣化も少ない。

    対応する音楽データのフォーマットは、WMA、MP3、WAV。ストレージには、シングルレベルセル(SLC)とマルチレベルセル(MLC)の両方のNAND型フラッシュメモリを使用できる。また、カラーLCD、65kカラーOLEDに対応している。動作温度は-25℃~75℃。動作電源電圧は、リチウムイオン電池を使用する場合には3.3~4.25V。USBバスパワーまたはACアダプタ使用時は4.65~5.25V。パッケージは141ピンのFBGA。サンプル価格は1,200円である。

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