米GoogleがAdscape Media買収、ゲーム内広告市場参入へ

米Googleは3月19日(現地時間)、ゲーム内広告配信技術を持つ米Adscape Mediaを買収したと発表した。Adscape Mediaは米カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を構える未公開企業で、買収やそれに関する費用についての詳細は明らかにされていない。Googleがゲーム内広告の市場に参入するのは、これが初めてとなる。拡大し続けるゲーム広告市場に着手することで、自身のメディア広告事業を強化するのが狙いだ。

現在Adscape Mediaのトップページには、買収の経緯やその狙いについての簡単なFAQが掲載されているが、Googleはその中でゲーム広告の可能性について次のように言及している。

「将来の計画についての詳細は公開できないが、ゲーム広告には大きな価値があるものと考えている。より多くの人がTVゲームに時間を費やすようになり、広告主がそのターゲットにリーチするための機会を提供することができるだろう。われわれは、この種の広告をゲームに導入するための方法をテストする計画であり、Adscapeの技術がそれらテストを行うための手段となる」。

Adscape Mediaはゲームのプロットやストーリーに沿った形で動的に広告を提供する技術を持ち、これがよりインタラクティブなマーケティングを提供することを可能にするという。同社では特定の地域/ユーザー層をターゲットにした広告配信プラットフォームのほか、広告主のためのレポートツールなども提供しており、GoogleのAdWords/AdSenseに似た仕組みを構築している。将来的にGoogleがAdscapeの配信プラットフォームをAdWords/AdSenseに組み込むかについては、現時点で明らかにされていない。

Adscape買収後、同社の開発チームはそのままGoogleの開発チームへと合流し、互いに密に開発を進めることになる。Adscapeの配信プラットフォームを利用するゲーム開発者やディストリビュータなどのパートナー企業との関係は、そのまま継続される見込み。



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