ソニーが地図サービス参入 - Web・PSP、そしてなんと、PlaceEngineと連携

    麻生ちはや  [2007/03/15]

    ソニースタイル・ジャパンは15日、オンライン地図サービスおよびプレイステーション・ポータブル(PSP)専用地図ソフトウェアの最新版「みんなの地図2」を利用した新サービス「PetaMap(ぺタマップ)」β版の発表会を東京・銀座ソニービルにて開催した。

    PetaMapのβサービスは本日より開始。4月26日からは日記機能を実装する予定であるなどSNS的な一面もあるが、あくまで地図情報についてコメント・日記をつけるかたちとなる

    ソーシャル・マッピング・サービス「PetaMap」

    PetaMapとは気になるお店、おすすめエリアといった情報を、オンラインの地図データ上で共有できる、ユーザー参加型のソーシャル・マッピング・サービス。登録ユーザーは自分が利用する施設・店舗などを地図データ上に「スポット」として登録し、スポット別にコメントや日記、最大5つ星の評価をつけられるほか、1スポットにつき最大3枚まで写真も添付できる。

    他のユーザーは知りたいエリアを検索すれば、最新のクチコミ情報と共に人気スポットをチェック可能というわけだ。

    スポットは「一般に公開」「フレンドまで公開」「本人のみ」の三段階で設定可能なので、まだ秘密にしておきたいカフェをこっそり友達にだけ教える……という使い方もできそうだ。また、機能解説を行った同社の真砂野透氏によれば、PetaMaptには一般のSNS(ソーシャルネットワークサービス)同様のコミュニティ作成機能も備わっており、小学生を持つ親同士、マンション住民同士といった単位でのコミュニティを作成し、交通量が多い道路や緑の多い公園といった、安全管理の目的での情報交換も想定しているとのことだ。

    新サービス「PetaMap」を紹介したソニースタイル・ジャパンの真砂野透氏

    みんなの地図2

    数多くの情報が集まると肝心の地図が見えにくくなってしまう、というデメリットを防ぐために、PetaMapではスポットに加えてエリアの概念を採用。これは、レイヤー(層)のようなもので、ある地域の地図に対して、「お花見エリア」「図書館情報」「お洒落カフェ」などユーザーがエリア別に名前を登録。1つのエリアを選べば余分な情報は遮断されるため、欲しい情報と地図だけを閲覧できるように工夫されている。

    また、欲しいスポット情報をあらかじめ携帯ゲーム機PSPのメモリースティックにダウンロードしておけば、外出先でも利用可能。これにより、従来の地図サービスや、情報サービスサイトとの差別化を図っている。逆にPSPで編集したデータをPetaMap上で更新することも可能だ。

    ただし、PSPでの地図閲覧には専用ソフトウェアが必要。ゼンリンは同サービスの開始にあわせ、PSP専用地図ソフトウェアの最新版「みんなの地図2」を4月26日に発売すると発表。価格はGPSレシーバ同梱版が9,975円、単品版が5,040円。

    GPSレシーバ同梱版のパッケージ

    PSPにGPSレシーバを装着したところ

    最新版では目的地までのルートを表示してくれる「歩行者ルート探索」、全国避難所データと、現在地から自宅までの徒歩ルートを検索できる「帰宅支援施設情報」、GPS機能などを新たに搭載。特に歩行者ルート探索では、「屋根のある道」「ラクな道」といった検索もしてくれる。荷物が重いうえに雨が降っていて……といったユーザーの状況に合わせて柔軟なルート案内ができるのは、便利な機能だろう。

    「みんなの地図2」は26日の発売予定

    そのほか、GPS機能に加えて、ソニーコンピュータサイエンス研究所の技術「PlaceEngine」にも対応。PlaceEngineは無線LANを利用して現在位置を測定できるため、GPSが弱い地下街やビルの室内でも、より正確な位置情報を把握できる。みんなの地図2 GPSレシーバ同梱版では全国政令指定都市の主要地域、約40万件分のワイヤレスLANアンテナの情報を集録している。

    PlaceEngineと連携

    PlaceEngine対応により、購入したその日からすぐに外出先でも利用が可能になる。ルート検索と現在位置確認ができるうえ、携帯電話より画面は見やすいので、道に迷いやすい人には便利かもしれない

    会場では実際にPSPを使ってルート検索を体験できた

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