鈴木京香、愛情深い"ババア"に感激! 『アルゼンチンババア』プレミア試写会

    はなおかたかこ  [2007/03/08]

    6日、東京・中野サンプラザで3月24日公開の映画『アルゼンチンババア』(原作・よしもとばなな)のプレミア試写会が行われた。集まった2,000人を前に、まず劇中で流れるアルゼンチン・タンゴ「ノスタルヒコ」と主題歌「ワスレナグサ」が生演奏され、観客を圧倒した。続いて、掘北真希が奈良美智さんのイラストを背に原作本の朗読。ふんわりと優しい声が会場を癒した。

    左から役所宏司(51)、堀北真希(18)、鈴木京香(38)、長尾直樹監督

    朗読は初挑戦の掘北真希

    『アルゼンチンババア』とは

    作品のワンシーンより
    (C)2006「アルゼンチンババア」製作委員会

    タイトルの『アルゼンチンババア』とは小さい田舎の町外れに住む謎の女のあだ名。不潔な白髪にボロボロの洋服をまとったこのババアのことは町の誰もが知っており、みつこ(掘北真希)も例外ではなかった。しかし母が死んだ日、石屋の職人の父・悟(役所広司)は失踪。その半年後に居場所を突き止めるが、そこはアルゼンチンババアことユリ(鈴木京香)の棲家だった……。人間の生死と家族の再生を、まるで大人の童話のように柔らかく描き出したハートフルストーリーだ。

    出演者と監督の一問一答

    --この役を演じた感想は?

    役所「僕は職人にすごく憧れているんです。彼の不器用でも物作りに賭ける情熱がすごいところと、亡くなった妻に対する愛情が深い部分が好きでしたね。演じるときに役柄を好きになるのは重要ですよ」。

    役所広司は愛する妻を亡くした日に失踪してしまう石屋の職人を演じる

    --"アルゼンチンババア"の自分の姿を見てどうでしたか?

    鈴木「不潔な白髪頭に厚化粧……最初にメイクを終えた自分の顔を見たとき、これじゃわざとらしいかな、と思いましたが、撮影が進むにつれ慣れてしまいましたね。むしろ、その格好が話に溶け込んでいて、わたし自身も観客の一人として話に入り込めた気がします」。

    役柄とは一転、艶やかな装いで登場した鈴木京香

    失踪した父を探してアルゼンチンババアに出会う"みつこ"には掘北真希

    --印象に残っているシーンを教えてください

    堀北「階段から落ちるシーンや転ぶ演技が難しかったです。青空や夕焼けを狙っての撮影は一瞬を切り取るので失敗できなかったんですが、それがとっても綺麗な画でした。アルゼンチンビル(注・この撮影のために那須高原に5000万円をかけて造られた屋外セット。劇中ではユリが住んでいる)も綺麗でその中に自分が居ることがとても嬉しかった」。

    --撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

    長尾監督「ずっとそこにいらしていたような感じでキャストが現場に入りましたね。カメラの前に立つと何も言うことがないくらい。監督の仕事としては楽でした」。

    長尾直樹監督


    終始、マイクをしっかり握り締めつつ、身振り手振りをつけて話す掘北真希。写真だけ並べると、まるでアイドルが歌を歌っているよう

    大人の魅力で来場者を釘付けにした鈴木京香

    アルゼンチンババアは白髪ボウボウでエキセントリックなキャラクターだが、演じきった鈴木は「こんな愛情深いババアになりたい」と感慨深げな様子だった。映画『アルゼンチンババア』は3月24日(土)より全国ロードショー。

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