サムスンがハイブリッドHDD「MH80」のOEM出荷開始、リテール販売も間もなく

    Junya Suzuki  [2007/03/07]

    韓国Samsung Electronicsは3月6日(現地時間)、NANDフラッシュメモリと従来型HDDを組み合わせたハイブリッドHDD「MH80」のOEM出荷を開始したと発表した。2.5インチサイズのハイブリッドHDDには、80GB、120GB、160GBのHDD容量に応じて3つのモデルが用意され、さらに128MBまたは256MBのOneNANDメモリをキャッシュとして搭載する。同社によれば、OEMに続いてリテール向けの出荷も間もなく開始されるとのこと。

    MH80は、そのプロトタイプが2006年5月に米ワシントン州シアトルで開催されたWinHECの展示会場で初めて紹介された。ハイブリッド型のアプローチを採用したことで、従来型HDDと比較してブートやレジューム速度が向上しただけでなく、低消費電力も同時に実現した。MicrosoftがWindows Vistaで採用したReadyDriveにも対応し、ブート/レジューム時間で従来比50%、消費電力で70~90%の削減が可能だという。これにより、30分ほどバッテリ寿命の延長が可能になると、Samsungでは説明する。

    またHDD稼働時間の99%は内部のプラッタがアイドル状態にあるため、高速動作のためにつねにプラッタを回転させておく必要がなくなる。それにより消費電力を低減、バッテリ動作時の稼働時間を伸ばすことが可能になるという。また結果として、衝撃時のダメージが減るほか、データロスの危険性が減少することで信頼性がアップすることにつながるというのが同社の意見だ。

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