シマンテックのNorton 360が国内でも発売に - 1ライセンスで3台までOK

  [2007/03/06]

シマンテックは6日、開発コード名「Genesis」で知られる統合セキュリティサービス「ノートン 360」の発売を開始した。ウイルス/スパイウェア/Rootkit対策に加え、ファイアウォール、フィッシング対策、オンライン/ローカルでのバックアップと復元、パフォーマンスの最適化を図るPCチューンナップ機能を搭載するオールインワンのセキュリティサービス。

提供形態はサブスクリプション形式で、1ライセンスで3台のPCまで利用できる。ダウンロード版は、同社直販サイト「シマンテックストア」で6日から始まっており、価格は8,190円、更新サービス2年付きは15,330円。パッケージ版は3月23日の発売予定で、価格は10,290円。

Norton 360の提供価格

Nortonシリーズの最新製品となるノートン 360(以下、Norton 360)は、PCビギナーにも簡単に使えるように設計された統合セキュリティサービス。機能的には「PCセキュリティ」「トランザクションセキュリティ」「バックアップと復元」「PCチューンナップ」の四本柱で構成される。

Norton 360の実際の画面(以降のスクリーンショットも同様)

PCセキュリティ

PCセキュリティは、Norton Internet Securityで提供されていたマルウェア対策などを担う機能。

ウイルス/スパイウェア対策では、シグネチャ(定義)ファイルベースとビヘイビアベースの検知で、既知/未知の脅威にも対応できるという。Rootkit対策においては、VeritasのVxMSテクノロジーを活用し、検知・削除が自動的に実行される。

また、マルウェア対策として「SONAR」も搭載する。これは疑わしいふるまいをスコアとして算出し、一定以上の数値を超えたところで脅威を検出する技術。例としては、夜間のみ活動し(=ユーザーの目が届きにくい時間帯であり)、通常使われないプロトコルを利用して外部と通信(=隠れて外部に情報を送信)しようとしているプログラムを、それぞれの挙動ごとに評価し、スコアとして算出。一定以上のスコアを獲得した場合は疑わしい挙動であると判断し、リアルタイムで検知することになる。

PCセキュリティの確認画面

従来のファイアウォール機能は、正規のアプリケーションが通信しても警告が表示され、また警告が表示されたプログラムが疑わしいものかどうかの判別もつきにくかった。Norton 360のファイアウォール機能はPCビギナー層に配慮し、正規のアプリケーションはユーザーの許諾を得ることなく通信を通し、マルウェアの通信は自動的にブロックするという手法を採用した。

このほか、メールのスキャン機能、システムの脆弱性を悪用した侵入の防止、無線LAN接続時のセキュリティレベルの切り替えといった機能を搭載する。

トランザクションセキュリティ

トランザクションセキュリティは、オンラインでの取引・決済を保護する機能といえる。この分野の単体製品には、同じNortonシリーズの「Norton Confidential」があり、WindowsとMac向けに提供されている。

Norton 360で提供されるトランザクションセキュリティは、フィッシング対策とWebサイト認証となる。

トランザクションセキュリティの確認画面

フィッシング対策は、フィッシングサイトや危険なサイトが登録されたブラックリストが提供される。また、これだけでは立ち上がったばかりのフィッシングサイトに対応できないが、Norton 360はURL情報、Webページの構成、フォームに入力した情報がどこに送られるかなど、様々な要素を解析して危険度を判断、未知の脅威にも対応するという。

Internet Explorerにノートンツールバーが統合されている

Webサイト認証は、金融機関のWebサイトやEコマースサイトなど、フィッシングの標的になることが多い業界のサイトについて、Norton 360が正しいURLかどうかを判断し、それをIE上で明示する機能。先のブラックリスト方式に対する、ホワイトリスト方式といえる。

バックアップと復元

昨今のセキュリティソフト/サービスは、マルウェア/フィッシング対策だけを搭載する、いわゆる「セキュリティ」製品からの脱却を目指し、PCパフォーマンスの最適化を図る機能やバックアップ機能、Webサービスとの連係機能を搭載することが一種のトレンドになっている。

シマンテックは、およそ1年前の2006年2月の時点で既にオンラインバックアップ構想を発表しており、セキュリティベンダとしては最も早くオンラインバックアップに取り組んでいたといえる。当時はMicrosoft、Googleがオンラインバックアップ/ストレージ事業に参入するのではないかとの見方が広がっており、シマンテックの発表が話題になることもあった。そこで争点となったのが、やはりオンラインバックアップの容量である。

Norton 360で提供されるオンラインバックアップの容量は、標準で2GBとなった。Norton 360はサブスクリプション制であるため、オンラインバックアップの利用も標準では1年間となる。また、オンラインに保存したデータにはNorton 360を通してのみアクセスできるため、Norton 360の利用期間が過ぎた場合はアクセスできなくなる。ただし、Norton 360を通じたアクセスには終了後も30日間の猶予が設けられており、また、オンライン上のデータも1年間は保存されるという。

容量は5GB / 10GB / 25GB / 100GBと追加することも可能で、価格はそれぞれ3,780円、6,300円、8,820円、35,280円となる。

機能面では、オンライン/ローカルのバックアップに対応。バックアップウィザードが提供され、何を、いつ、どこへバックアップするかを簡単に決定することができるという。バックアップ先はセキュアオンラインストレージと、ローカル、CD/DVDドライブ、USBドライブ、外部HDDなど。新規・変更ファイルを自動的に見つけ、PCのアイドルタイム中に更新個所を自動でバックアップする。

バックアップと復元の確認画面

PCチューンナップ

PCチューンナップは、PCのパフォーマンス向上を図る機能群の総称。

インターネットの履歴・一時ファイルや、Windowsの一時ファイルのクリーンアップ、HDDの分析・デフラグを担うディスクの最適化機能が提供される。

PCチューンナップの確認画面

Nortonシリーズを通しての新機能としては「スマート バックグラウンド スケジューラ」が提供される。これはユーザーの入力、CPU使用率、ディスク活動を監視することで、Norton 360のタスク処理を調整、PCパフォーマンスへの影響を抑える機能。また、アイドルタイムの条件に合致した場合は、スキャン、バックアップ、チューンナップなどの作業を自動的に開始する。

Norton 360内のサポート機能

サポート機能も強化されており、トラブルがあった才にはNorton 360を通してライブチャット、電子メール、電話でのサポートに誘導される。

3つの方法で無料サポートを提供

対応OSにはもちろんVistaも

Norton 360の対応OSは、Windows XP Home / Professional / Media Center Edition、Windows Vista Home Basic / Home Premium / Business / Ultimate。

必要システム構成は300MHz以上のCPUに、256MB以上のRAM、300MB以上の空きHDD容量となる。

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