低消費電力で小型、60GBの携帯電話も実現可能に - シーゲートの「DAVE」

      [2007/03/05]

    日本シーゲートは5日、無線を用いたネットワークストレージ技術「DAVE」(Digital Audio Video Experience、開発コードネームCrickett)を発表した。携帯電話などのモバイル機器のハードディスクドライブ(HDD)を外付けにし、データのやり取りを無線通信で行うための技術。本技術により、HDDの大容量化、機器自体の小型化や低消費電力化などが図れる。機器とHDD間のやり取りは無線で行うため、ポケットに携帯電話、かばんの中にHDDを入れる、といった使い方ができる。

    「DAVE」技術を用いたマルチメディア再生のデモ機

    外付けのHDD(1.8型を使用) 。充電はUSBバスパワーを使う

    小型化や低消費電力化の要求が厳しいモバイル機器において、HDDはサイズも消費電力も大きい。一方で、マルチメディアデータの増加により、ストレージの大容量化が求められているが、一般に大容量のHDDはサイズが大きい。また、HDDよりも小型で大容量なメモリは価格が高いといった問題がある。

    そこで、HDDを外付けにしてしまおうという技術が、この「DAVE」である。機器とHDD間のデータのやり取りは、BluetoothやIEEE802.11g/hといった無線通信で行う。なお、通信距離は、最大で9m(30フィート)程度である。機器に組み込んで使う無線化のためのモジュールは、HDDよりも小型で低消費電力だという。

    同社では、DAVE技術を用いた機器開発のためのソフトウェア開発キット「DAVE Software Developers Kit」の提供を今月(2007年3月)にも開始する。また、本年第2四半期には、携帯電話メーカなどを中心に、HDDも含めた開発キットの提供も行う。キットに含まれるHDDは、1.8型で容量が10~20GB程度のものを予定しているが、1.8型以外のものや、60GB品も利用できるという。

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