Xilinx、90nmルールの不揮発性FPGA「Spartan-3AN」ファミリを発表

  [2007/02/27]

大手FPGAベンダである米Xilinxは、最大140万ゲートのSRAMベースのFPGAと、最大16Mビットのフラッシュメモリを搭載した不揮発性FPGA「Spartan-3AN」ファミリを発表した。フラッシュメモリのデータ保持時間は約20年で、10万回の書き込み/消去が可能。ユーザフラッシュメモリとして、627kビット~11Mビットが利用可能。音声、映像、データ通信のいわゆる"トリプルプレイ"が必要な機器での用途を想定して開発された。

FPGA「Spartan-3AN」搭載ボードとビデオカード、カメラを使い、カメラから読み取った映像の上に画像を描き加えるデモ。マウスで画像を描いたり、あらかじめフラッシュメモリに格納しておいた画像データを重ね合わせたりできる

フラッシュメモリ部分については、マルチブート機能を備えているため、複数のFPGAのコンフィギュレーションデータを格納することも可能。そのほか、ソフトウェアのプログラムや、ユーザデータなども格納できる。

SRAMベースのFPGA部分については、同社の「Spartan-3A」ファミリをベースとしている。miniLVDSや、PPDS、DDR2 SDRAMやPCI Expressなどの26種類のインタフェース規格に対応。また、設計情報の不正コピーを防止するため、個体認識用のID番号を用いた「DeviceDNA」と呼ぶ認証機能も備えている。そのほか、低消費電力化のため、電源管理機能として、サスペンドモードとハイバネーションモードの2つを用意している。サスペンドモードでは、消費電力が通常動作時の約60%まで低くなり、ハイバネーションモードでは通常動作時の約1%まで低くなる。

本FPGAは、90nmルールで製造される。FPGAのチップとNOR型フラッシュメモリのチップを重ねて1チップ化した、スタック型のマルチチップパッケージを採用することにより、実装面積を抑えている。なお、同社の「Spartan-3A」ファミリとピン互換性がある。

現在、次の3品がサンプル出荷されている。140万ゲートのFPGAと16Mビットのフラッシュメモリを備えた「XC3S1400AN」、70万ゲート/8Mビットの「XC3S700AN」、20万ゲート/4Mビットの「XC3S200AN」。また、本年第2四半期には、40万ゲート/4Mビットの「XC3S400AN」と5万ゲート/1Mの「XC3S50AN」のサンプル出荷を開始する。5製品とも、本年第3四半期には量産出荷を開始するという。XC3S200ANの場合、25万個購入時の1個あたりの価格は4.90ドルになる予定。

2007年第2四半期には、Spartan-3ANスタータキットを発売する。こちらの価格は225ドルの予定。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

    求人情報

    人気記事

    一覧

    イチオシ記事

    新着記事

    特別企画

    一覧

    転職ノウハウ

    あなたの仕事適性診断

    4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

    Heroes File ~挑戦者たち~

    働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

    はじめての転職診断

    あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

    転職Q&A

    転職に必要な情報が収集できます

    スカウト転職する

    企業からアプローチのメッセージが届きます。