あなたの会社、IT統合の効果測定できますか? HPがIT統合コンサルティング

    大河原克彦  [2007/02/27]

    日本ヒューレット・パッカードは、ITコンソリデーションの検討および企画段階を支援する新たなコンサルティングサービスをモジュール化し、6種類のサービスとして発表した。

    同社では、「アダプティブ・エンタープライズ」を提唱。それを支える企業インフラとして、「アダプティブ・インフラストラクチャ」の実現を標榜している。これを達成するためには、ITコンソリデーションの実践が不可欠としており、今回のサービスは、国内のユーザー企業におけるITコンソリデーションを加速するための戦略的支援サービスと位置づけている。

    コンサルティングサービスの概要

    CIOおよびITシステムマネージャを対象に提供する「ITコンソリデーションビジョニングワークショップサービス」は、ビジネスの目的とITの目的を整合させ、そのなかでのコンソリデーションの位置づけや必要性を明らかし、コンソリデーションを実践する上での障害を洗い出すことを目的とした、ワークショップ形式のサービス。2日間の期間で、価格は、42万円から。

    「ITインフラ環境棚卸サービス」は、コンソリデーションを検討しているが、IT資産の現状把握が不十分な顧客を対象にIT資産の棚卸調査支援を行うサービス。自動情報収集ツール(HP ASSET)を活用することで、コンソリデーションのベースとなるITインフラ環境を可視化する。価格は252万円から。4週間程度の期間が必要。

    「ITインフラ環境分析サービス」は、コンソリデーションによる導入効果を、事前に試算するもの。対象となるのは、UNIXサーバー、x86サーバーで、価格は189万円から。約2週間の期間で実施する。

    「ITインフラ運用評価サービス」は、現状のITシステムの運用状況を、ITILのプロセス視点で評価する。運用プロセスの改善項目を3時間で分析することが可能。価格は、21万円。

    「ITコンソリデーションサイジングサービス」は、過去から利用しているサーバーのコンソリデーションを検討しているユーザーを対象に、サーバー利用率の実測および、最新の技術や最新機器による統合後の構成を、シミュレーションする。「VMware Capacity Planner」、「HP CAT」、「Quick Server Analysis」という3つのツールを活用する。対象システムは、x86サーバーで、UNIXサーバーは2007年中に対応する予定。価格は336万円から。約4週間の期間を要する。

    「ITコンソリデーションサイジングサービス」で活用する「VMware Capacity Planner」

    同じく「Quick Server Analysis」

    こちらは「HP CAT」それぞれのツールが今回のサービスにあわせて新たに用意される

    「ITコンソリデーション基本構想策定支援サービス」は、コンソリデーションの導入策定を前に、社内コンセンサスを取りたい顧客を対象に、中長期的なITインフラ施策の指針となる「基本構想」の策定支援を行う。価格は630万円から。約2カ月間で実施する。

    なお、これらの価格や期間は、ITインフラ運用評価サービスを除いて、すべて目安であり、実際には個別見積もりとなる。

    久保耕平担当部長

    「多くの企業でITコンソリデーションの必要性を認識しているものの、統合範囲の決定が難しい、投資対効果が不明瞭、あるいは適切な統合方法がわからないといった声のほか、統合に伴うリスクが心配だという不安から、なかなかコンソリデーションに着手できない状態が多く見受けられる。今回のコンサルティングサービスは、こうした課題を解決するもの」(日本ヒューレット・パッカードマーケティング統括本部インフラソリューションマーケティング本部・久保耕平担当部長)としている。

    同社のITコンソリデーションビジネスは、前年に比べて2倍規模で推移しているが、「今回発表するサービスによって、さらに2倍を目指したい」(同)としている。

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