BitTorrent、映画/テレビ番組、ゲームなどの配信サービス開始

    Yoichi Yamashita  [2007/02/27]

    米BitTorrentが映画、テレビ番組、音楽ビデオ、ゲームなどの配信サービスを開始した。同社はすでに、20th Century Fox、MTV Networks、Paramount Pictures、Warner Bros.など、34のエンターテインメント企業とコンテンツ提供で提携しており、5000以上のタイトルを販売・レンタルまたは無料で配信する計画だ。なお現時点で販売/レンタルサービスを利用できるのは、米国ユーザーのみとなっている。

    BitTorrentは、オンライン配信サービスにMicrosoftのWidows Media DRMを採用しており、購入またはレンタルするにはWindows XP SP2、6.0以降のInternet Explorerが必要になる。DRMで保護されたコンテンツはWindows Media Player 10で再生する。

    購入またはレンタルはBitTorrentのサイトで行い、BitTorrentクライアントでダウンロードする。現時点で長編映画はレンタルのみ。たとえば「スーパーマン リターンズ」のレンタルはダウンロードから30日間、視聴が再生開始から24時間以内となっている。再生可能なPCは1台。レンタル料金は3.99ドルだ。ファイルサイズは1.4GB(再生時間154分)となっている。新作以外の映画タイトルのレンタルは2.99ドル。無料タイトルも数多くリストされている。テレビ番組は1エピソードを1.99ドルで購入可能。音楽ビデオはレンタルのみで3.99ドルだ。ビデオコンテンツの多くには2分程度のプレビューが用意されている。

    対応するBitTorrentクライアントでダウンロード後、ファイルをハイライトして[Open]ボタンをクリックするとWindows Media Playerで再生が始まる

    AppleがiTunes Storeを通じてテレビ番組や長編映画のダウンロード販売を開始し、さらにYouTubeが台頭したことで、米国ではビデオコンテンツのオンライン配信に対する関心が高まっている。そのような中、BitTorrentやSkype創業者が設立したJoostなど分散型のPtoPをベースとしたサービスは、より高画質なビデオコンテンツを効率的に配信できる点をアピールしている。またPtoPベースのサービスの間でも、販売/レンタルのBitTorrentに対して、Joostは広告による無料サービスを計画するなど、ネットTVを巡る争いは戦国時代の様相を呈している。

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