求む、個人情報満載の紛失HDD! FBIが2万5千ドルの懸賞金を提示

    湯木進悟  [2007/02/23]

    米連邦捜査局(FBI: Federal Bureau of Investigation)は、米退役軍人省(VA: Department of Veterans Affairs)の職員によって、大量の個人情報が含まれるHDDが紛失したとの報告を受け、これまで進められていた捜査の一環として、新たに最高でUS2万5千ドルの懸賞金を提示し、HDDの発見を目指している。

    HDDに2万5千ドルの懸賞金

    この事件は、米国アラバマ州バーミンガムのVA Medical Centerに勤務する同省職員が、外付けHDDの紛失を、先月22日に届け出たことで判明。同省の監察官、情報通信部、FBI当局などが直ちに特捜チームを設け、捜査に臨んできたとされている。

    これまでの捜査によって、紛失したHDD上には約53万5,000人の退役軍人関係者の重要な個人情報が含まれていることが判明。また、これとは別に、約130万人の民間の医療関係者に関する情報が保存されており、大半が公的に入手可能な情報ではあるものの、一部に重要な個人情報も含まれていることが明らかになっているという。すでに同省は、情報流出の恐れがある関係者へ連絡を取り始めているようで、1年間の無料のクレジット監視サービスなどの提供がアナウンスされている。

    FBIは紛失HDDの返還を求めているものの、事件解決につながる情報に対しても、一定の懸賞金が支払われることを明示している。

    なお、同省では、ノートPCの盗難によって、昨年5月にも約2,650万人の個人情報漏えい事件が発生しており、同省のJim Nicholson長官は「高度な情報セキュリティを実現するため、関係職員の教育に努めて、現在までに相当の改善が見られてはきたものの、個人情報の完全な保護は容易に実現するものではない。今回の残念な事件によって、この努力が妨げられることのないように願っている」とコメントした。

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