IBM、Webサーバ統合のためのUNIXサーバ「System p5 560Q」

Junya Suzuki  [2007/02/15]

米IBMは2月14日(現地時間)、同社UNIXサーバ製品ラインの最新版「IBM System p5 560Q」とSUSE Linuxと数種類のアプリケーションを組み合わせたスイート製品「Integrated Stack for SUSE Linux Enterprise(ISSLE)」を発表した。System p5 560Qは4コアプロセッサのPOWER5+モジュールを最大4つ搭載可能なサーバ製品で、IBMのAdvanced POWER Virtualization(APV)技術を組み合わせることで最大160のLinuxアプリケーションイメージの動作が可能。これによりサーバ統合(コンソリデーション)を実現する。一方のISSLEは、SUSE Linux EnterpriseにIBMとCenterisのアプリケーション製品を数種類組み合わせたパッケージで、ファイル/プリンタ共有といった中小企業(SMB)向けの基本機能を一通り備える。

IBMでは、System p5 560QはAPVとの組み合わせによるサーバ統合、特に3階層モデルにおけるWebサーバやアプリケーションサーバを構成するWeb層でのアプリケーション/サーバ統合に強みを発揮すると強調する。パーティショニングやAPV技術を組み合わせることで複数のサーバ環境を1台のシステム上で動作させ、従来まで1Uサーバを満載したラックを8つ組み合わせて320のLinuxシステムを動作させていた環境を、5台の560Q(16コア)を収容した1つのラックに収容して同時制御することが可能になり、サーバ設置スペースや管理の省力化へと結びつけることができる。

IBMではこうしたWeb層でのサーバ統合を「IBM Web-Tier Solutions」と呼んでおり、560Qをはじめ、同社のサーバ製品とAPVを組み合わせた形でさまざまな企業サイズに合わせた提案を行っている。例えば中規模サイズの環境では、ブレードサーバのBladeCenter JS21にAPVを組み合わせたシステムを提案する。JS21ではシャーシあたりに14のブレードを搭載可能で、APVを導入することで1シャーシあたり168のLinuxシステムを同時実行できる。より小規模なシステムでのサーバ統合を希望するユーザーにはブレードの枚数を1~2枚程度にとどめるか、あるいは1UサーバのSystem p5 505/505Q Expressなどを提案する。これらシステム上で動作させるLinuxイメージにはISSLEが利用できる。

System p5 560Qの提供開始時期は2月23日で、北米での販売価格は4万3800ドルからとなっている。

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