あなたは信用しますか? 企業から報酬をもらって書いたブログ記事を

    笠井美史乃  [2007/02/13]

    マーケティングPR企業のビルコムは13日、全国の男女400名を対象に実施した「企業とブロガーの関係」に関する調査の結果を発表した。回答者は20代から60代以上まで世代ごとに各80人、男女比は1:1で、調査はインターネット上で行われた。

    「企業がブロガーに、プレスリリースなどで積極的に情報開示することについて、どう思いますか?」という問いに対しては、72.0%が賛成と回答した。理由の1位は「企業の最新情報を知ることができるから」。他にも「企業の顔が見えるから」や「企業の姿勢に好感を抱くから」など、オープンな姿勢を好印象にとらえる人が多いようだ。逆に反対(28.0%)では「良い情報しか開示しないことが多く、信用できないから」という回答が多い。

    Q1.企業がブロガーに、プレスリリースなどで積極的に情報開示することについて、どう思いますか?

    Q2.(Q1.で賛成と答えた方)それは何故ですか?(複数回答)

    Q3.(Q1.で反対と答えた方)それは何故ですか?(複数回答)
    ビルコム調べ

    また「企業がブロガーに、宣伝のためお金を渡す行為について、どう思いますか?」という設問では、賛成が55.5%で、反対の45.5%をやや上回った。理由としては「企業のために書いた記事の報酬を受け取るのは当然だから(賛成:68.0%)」と、「お金をもらってブログを書いたのか、本当に書き手が良いと思ったのかがわからず読者の混乱を招くから(反対:79.8%)」がそれぞれ多数。また、「個人の副業機会を増やしているから(賛成:32.0%)」とビジネスライクに捉える人がいる一方、「倫理・モラルに反すると感じるから(反対:33.1%)」と、あくまで"私的"な領域に利害関係が絡むことに反発する声もある。

    企業が自社製品の記事を書いてもらうために、ブロガーに報酬を支払う場合がある事について、「知っている」のは41.3%と半数以下。その中でも「企業からお金をもらって書いているオススメ商品」は知人の書いたものでも「信用しない」が63.0%、知らない人の場合は8割以上が「信用しない」と回答している。

    企業のための記事を書けば「報酬を受け取るのは当然」という声がありながら、他人の書いた記事の信頼性については慎重になる、という複雑な心理が伺える。書き手と受け手が同じ立場だからこそ信頼できる情報源となってきたブログだが、企業と報酬が絡むことでその関係が微妙に変化してきているとも捉えられる結果だ。

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