Vista発売後の中国、歓迎、対抗、困惑 - 業界の様々な反応

    西山楓  [2007/02/13]

    天極公司はこのほど、傘下のChinaByte、Yeskyの2大サイトが作り上げた「Vistaチャンネル」を正式に立ち上げたと発表した。当該チャンネルには、Vista製品、技術情報、ダウンロード、Vista関連報道、Vistaコミュニティなどの内容が含まれる。

    天極公司のスポークスマンで、副総裁の範鋒氏は、「Vistaの発売はIT業界における大事件。今後、必ずやソフトウェア、PCなど関連産業の発展を促す」と語り、「業界関係者は、VistaがIT産業全体に与える影響をいち早く理解したいと望んでいる。このためにもVista及び関連製品の製品情報、技術情報など多面にわたる内容について、消費者に広く理解してもらわねばならない」と開設の意義を強調した。

    範鋒氏は続けて、「天極は傘下のChina ByteがIT業界の報道を長所とし、Yeskyが製品情報の報道を特徴としている。今回、その2サイトが共同でVistaチャンネルを展開していくようにした。このチャンネルにはこうした二方面の内容が豊富に含まれ、さまざまなネチズンのVistaとその関連製品に関する情報ニーズに応えることができる」と語った。

    Vistaの発売が今年のIT業界におけるビッグイベントであることは間違いない。関連産業の発展が促され、製品のモデルチェンジにも拍車がかかるだろう。しかし、Vistaに適応するためのソフトメーカーの苦闘は、今まさに始まったばかりだ。

    中国で最もユーザーが多い騰訊のインスタントメッセンジャー「QQ」とVistaの間にも、互換性をめぐっての議論が噴出している。

    QQがMicrosoft傘下のMSNと熾烈な競争関係にあるため、Microsoftが互換性に関する噂をまことしやかに流したのではないか、との見方さえ業界内には一時流れた。その後、騰訊側もQQとVistaの一部のコンポーネントに互換性がないことに気付き、現在は積極的に改善が進められている。騰訊公司関係者によれば、今月発表予定の「QQ 2007 Beta1バージョン」では、Vistaシステムとの互換性問題がほぼ解決しているという。

    中国の業界筋にはまた、MicrosoftがVistaに新機能をバンドルすることにより、たとえば中国国内のウィルス対策ソフトウェアを締め出そうとしているのではないか、との声もある。いまのままでは、Microsoftは「選手でもあり、審判でもある」。これは典型的な「ブラックホール戦略」に他ならないのではないか、という声だ。

    とは言いながらも、大きな流れに乗ろう、というのが業界全体の趨勢のようだ。金山公司は、すでに金山毒覇、詞覇、WPSなどでVistaとの互換性を実現したとしている。瑞星公司 市場部副総経理の※氏も、関連モジュールを改良したため、現在はVista環境下でも瑞星のウイルス対策ソフトが正常に作動するようになったとしている。

    ※赤へんに「こざと」と、女へんに「亭」

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