60時間連続カラオケでギネス挑戦の模様をネット中継 - 韓国

    佐々木朋美  [2007/02/13]

    韓国で12日から14日までの約60時間、カラオケを歌い続けるという世界記録への挑戦が行われている。そしてその模様が動画ポータルの「Pandora.TV」を通じて、インターネット生中継されることとなった。

    世界記録に挑戦しているのは"歌い手"を自称する女性、キム・ソクオク氏(52)だ。同氏は2006年2月に「16時間休まずに歌い続ける」という韓国記録を保持するほどの実力を持つ。

    60時間連続カラオケに挑戦している、キム・ソクオク氏

    今回の挑戦では60時間の間に1,014曲を歌い続けることとなる。挑戦者の健康状態を配慮し、歌50分、休憩10分という規則に基づいて進行する。60時間の間、睡眠や食事は一切禁止。座って歌うことや、次の歌に移る際に30秒以上の空白を置くことも禁止されるうえ、一定の歌唱力を維持することも求めらられるなど、厳しい規則となっている。

    さらに、"ギネスブック"こと「ギネス・ワールド・レコーズ」を出版している英ギネスから依頼を受けた韓国の記録員が派遣され、記録挑戦の模様を見守るほか、救急隊員まで配備するなどしてキム氏の記録挑戦を万全の体制でサポートすることとなった。

    並大抵ではできない難しい挑戦を行うことをキム氏が決意した理由は何だろうか。それは、より高みへという挑戦心にほかならない。韓国記録樹立の際、多くのファンたちに"歌い手"として認められることで、自分に大きな自信を持てるようになったという同氏は、もっと高いところにある別の目標を目指す気持ちが芽生えた。それこそが世界記録だ。

    同氏は世界記録挑戦への真意を「私の挑戦が真の"歌い手"として認められ、今後この道を進んでいくことが本当の私の道なのか、確認したかった」と明かしている。

    キム氏は世界記録のために1年間をかけて徹底的に準備を行い、健康管理にも気を配ってきた。こうしたプロ並みの管理体制にも耐えうる心の支えとなったのが、現在、脳腫瘍を患っているというキム氏の夫だ。病魔と闘う夫に対し、希望のメッセージを伝えたいというのがキム氏の何よりの願いである。

    さらにキム氏は、夫を看病しながら書き綴った「病床日記」と、息子が軍隊生活を記録した「兵営日記」を、世界最初のインターネット日記としての認可されるため、審査を受けている最中であるという。

    60時間連続カラオケは、記録一家への第一歩としても重要な記録となる。Pandora.TVでは、同サイトのライブ中継スペースにおいて、キム氏による記録挑戦の模様をインタビュー映像を交えながら生中継している。

    栄えある世界記録誕生となるかどうか、韓国では大きな注目を集めている。

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