NTTコムウェア、プライバシーに配慮した見守りシステムを開発

  [2007/02/07]

NTTコムウェアは、防犯機能を備えた見守りシステム「Tangibleリモートケア」を開発した。デジタル情報の伝達に光や音を使うことで、プライバシーを保護しながらさりげなく高齢者の安否を確認することができる。同社は開発の背景として、一人暮らしの高齢者の増加に伴い、防犯システムなどのニーズが高まっていることを挙げている。

このシステムには、全く新しい操作感覚でパソコンとそれを使う人間との相互方向的な関係を創る次世代のユーザインタフェース技術「Tangible(タンジブル)技術」を採用。居室に設置する複数の人感センサーから、家族宅などに設置された光る球体(オーブ)を用いて人物の位置や状況を伝える。

2つのオーブが発する光と音で遠隔地に住む高齢者の安否を伝えるため、さりげない見守りが可能

オーブは2つあり、1つは高齢者の居場所をあらかじめ指定した色で表示し、もう1つは青は平常、黄は注意、赤は危険といったように置かれている状況によって3色に変化する。たとえば、お風呂に長時間入っている場合は、危険が想定されるので赤色が点灯する。また、外出や就寝後は、開閉センサーが自動的に窓の開閉状態を監視。就寝後に窓が開くと警報音が鳴り、遠隔地の家族宅に音やメールで伝える。さらにプログラムの追加やGPS携帯電話との連動で「火の消し忘れ」や「登下校時の学童プレゼンス表示や危険」も通知することができる。

小鳥のさえずりなどの効果音を受信側に流して起床を知らせるなど、一緒に暮らしているかのような雰囲気を共有できるため、一人暮らしの高齢者が抱く孤独感を和らげることもできる。また、光や音を用いるので、カメラのように人に見られているという意識的な負担もない。

NTTコムウェアでは、個人や介護サービス事業者、地方自治体での利用を目指したいとしている。

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