睡眠不足と学力の低下に関連、TV/PCで夜更かしは禁物

    湯木進悟  [2007/02/07]

    米Cleveland Clinicは、子どもたちの睡眠と学力の関連性などを調査した最新レポート「Sleepy Teens & Bad Grades」を発表した。家庭でのIT利用が進み、つい夜更かしをして睡眠時間が削られてしまうことを警告している。

    同レポートは、米国内の200名以上の中高生を対象に、各研究者が実施したインタビュー調査に基づくとされる。アメリカ睡眠医学アカデミー(AASM: American Academy of Sleep Medicine)の「Journal of Clinical Sleep Medicine」誌上で発表された調査結果によれば、大半の中高生の起床時間は午前6時頃。しかしながら、真夜中までは眠らない中高生が多いため、常に睡眠時間が6時間を切っている中高生も少なくないという。

    一方、テストの成績が平均点を下回った学生の特徴として、朝早く起床することが困難である点や、よく授業中・放課後に居眠りをしてしまう点などが、共通して観察されたようだ。低学力の要因には、勉強時間の短さよりも、睡眠時間の少なさのほうが、一連の調査で顕著に認められた。

    Cleveland ClinicのCharles Bae博士は「夜遅くまでPCの前に座り、友だちとチャットを楽しんだりして夜更かしをする子どもたちが多い。その当然の帰結として、慢性的な睡眠不足に陥ってしまっている。親は子どもたちが夜中に何をしているのかを見極めて、明確な就寝時間を定める必要がある。もしも睡眠障害などの深刻な症状が見られるならば、医師に相談することも大切だ」とコメントしている。

    なお、同レポートでは、十分な睡眠を取るために、午後からの時間帯に摂取するカフェイン量を制限したり、就寝前に食事を取るのを控えたりすることも勧めている。

    Charles Bae博士

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