パイオニア、民生用スピーカーのフラッグシップ「TAD Reference One」発売

村田修  [2007/02/06]

パイオニアは、同社民生用スピーカーのフラッグシップモデルとなる「TAD Reference One」を、4月上旬より発売することを発表した。価格は315万円(1本)。

ついに発売時期が決定した「TAD Reference One」

TAD Reference Oneは、2003年に発売されたTAD-M1の後継となるモデル。使用されているユニットは、16cmコーン型ミッドレンジと3.5cmドーム型ツイーターを同軸配置したCST(Coherent Source Transducer)ドライバーと25cmコーン型ウーファー×2。

CSTドライバーは、単に2つのユニットが同軸配置されているというだけでなく、ツイーターの指向性を、ミッドレンジのコーンによってコントロールすることで、250Hz~100kHzという広い帯域で、明確な定位と自然な音場空間を実現するというもの。振動板にはベリリウムが採用されている。

ウーファーには、信号の強弱に影響されずに安定した動作を実現するショートボイスコイル・ロングギャップタイプのOFGMS磁気回路や、TLCC 3層構造アラミド振動板、コルゲーションエッジ、デュアルダンパーなどが採用されており、高いリニアティを実現している。

エンクロージャーは、厚さ21mmの樺合板を骨組みにして、高周波過熱プレス成形された50mm厚の側板、最大137mmのCNC加工合板が張り合わされたもので、強度をTAD-M1よりも大幅にアップさせており、また、高い制振効果も備えている。エンクロージャー全体に4°の傾斜が付けられており、スピーカーからの振動の影響を排除する。底面にはアルミ素材が使用され、バスレフポートは、風切り音を排除するエアロダイナミック・ポートシステムを採用。

なお、昨年のA&Vフェスタの同社ブースには、TAD Reference Oneの試作機による視聴ブースが設けられていた。同社によると、その時点の試作機と今回の製品モデルとで、音質面などの変化はほとんどないということだ。

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