インテル レギュラー・アップデート、Vista登場で新時代へ

2月1日、Intelは都内で「インテル レギュラー・アップデート」を開催した。このイベントはIntelが定期的に行っているものであるが、今回はWindows Vistaの発表直後とあって、これを絡めた話がメインとなっている。

まず最初に壇上に立ったインテルの吉田共同社長(Photo01)は、昨年の7月に発表された同社のCore 2 Duoの発表以来の歴史を簡単に振り返りながら、Core 2 DuoとWindows Vistaを組み合わせることで「『パソコン新時代体験』が実現することをユーザーに訴求してゆきたい」と訴えた。

Photo01:インテル 代表取締役共同社長 吉田和正氏

これに引き続き登壇したマイクロソフトの佐分利ユージン氏(Photo02)は、3カ月前に組み立てたというCore 2 Duo搭載自作マシンを使っての氏の自宅での朝の風景を紹介。キッチンに置かれたマシンでメールをチェックしながら、音楽を無線LANでベッドルームに配信、更に録画したTV番組ををリビングに置かれたXbox 360経由で再生させながら、かつ米国にお住まいのご両親向けにもストリーミング配信するといったタスクを、85%程度のCPU負荷で実現できている、と説明した。

Photo02:マイクロソフト 執行役常務 ビジネス&マーケティング担当 佐分利ユージン氏

Windows Vistaに関しては、1月30日のラウンチイベントを振り返り、成功だったとした。まだ当初の数字と断りながらも、Premium Mix(Windows Vista Home PremiumとWindows Vista Ultimate)の売上が非常に高く、好調な立ち上げとなったとしている。その上で、今後はLaunch ModeからSustained Modeに切り替え、引き続きユーザーに訴求してゆくとし、そのための4つの基本コンセプト(Photo03)を高いレベルで実現するためには、Core 2 Duoの様な高い性能のCPUが必要になる、と話を締めくくった。

Photo03:WIndows Vistaの4つのコンセプト。これを高いレベルで実現することで、最終的にはPCマーケットの更なる拡大を狙いたい、としている。

次いで登壇したインテルの阿部 剛士氏(Photo04)はデモを交えながら、Core 2 DuoではWindows Vistaが快適に使える事を示した(Photo05)。デモはまずビジネス向けシーンとして、17枚のPowerPointのファイルをPDFに変換する作業時間(Movie01)の比較、及びホーム向けシーンとして、WindowsムービーメーカーHDを使い1080pのフルHD映像をMPEG-2からWMVに変換しつつ、同時にWindowsフォトギャラリーを使って20枚のJPEG画像(850万画素)をスライドショーに変換し、更にDVDに書き込むといった負荷の高いシナリオを実施した場合の比較(Movie02)を行った。こうしたデモを通じ、Celeron Dでも勿論Windows Vistaは使用できるが、「使用できるということと、使い物になるということは、全く別であるという事です」(同氏)とその性能をアピールした。

Photo04:インテル マーケティング本部長 阿部剛士氏

Photo05:これはビジネス向けシナリオの例。

動画
Movie01:Core 2 Duo E6700とCeleron D 346という比較とあって、処理時間も圧倒的に少ないし、CPUの利用率もはるかに低く抑えられ、ヘッドルームが大きいことをアピールした。 (WMV形式 46秒 1.57MB)
Movie02:処理時間もさることながら、Windowsフォトギャラリーで再生されるスライドショーのプレビューの表示の滑らかさが全く異なることを強くアピールした。 (WMV形式 2分54秒 5.86MB)

次いで、ソニーの石田佳久氏(Photo06)が登壇。兼ねてからWindows Vistaが出荷後に退任することを表明していたMicrosoftのJim Allchin氏からのメールの中でソニーのVAIOシリーズがマイクロソフトとの共同作業の中で"Improved Society"を実現できた、と感謝された話をまず紹介し、引き続きこうした方向性を保つべく発展させてゆくことを表明した。

Photo06:ソニー コーポレート・エグゼクティブSVP VAIO事業本部 本部長 石田佳久氏

ついで先日のCESで発表されたVAIO TP1やこれと組み合わせるデジタルチューナーのDT1、あるいはWi-FiオーディオインターネットラジオのWA1などを紹介したのちに、実機のデモを行った(Photo08)。VAIO TP1は映像録画に関し、同社独自のDo VAIOを捨ててWindows Media Centerで記録という形をとるが、単にMedia Centerを使うのではなく、Emotion Playerを使って独自の視聴スタイルを実現できるのが特徴であるが、これを実現するためには記録映像の解析やメタデータの抽出などを行う必要があり、これはCPU側の処理で行われる。そこで処理性能が高く、かつ低消費電力(これはTP1のサイズに抑えるために重要なファクター)なCore 2 Duoが大いに役に立っている、と説明した。

Photo07:TVに接続することを前提としたVAIO TP1と、これと組み合わせることを念頭においたDT1やWA1。

Photo08:これはTP1に搭載されるEmotion Playerという画像解析エンジンを使い、Windows Media Centerで録画した映像を解析してCMを抽出。更にそこからそのCMの詳細情報を表示した例。

最後に登壇したインテルの江田麻季子氏はプロモーション活動に関して紹介。Windows VISTAの発売日にあわせて主要な全国紙に広告を打ったほか、今後はSONYほか各社と共同で、ユーザー体験イベントを各地で開催してゆくことを紹介した。

Photo09:インテル マーケティング本部長 江田麻季子氏

Photo10:ちなみに使われなかった別バージョンもあり、社内で最後まで紛糾したそうな。

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