「2時間で作れる」という本格派2足歩行ロボット「G-ROBOTS」が店頭デモ

    大塚実  [2007/01/30]

    ツクモロボット王国にて27日、2月8日の発売を予定している2足歩行ロボット「G-ROBOTS(GR-001)」の店頭デモが行われた。このG-ROBOTSは、双葉電子工業とラジコンメーカーのHPIジャパンが協力して開発したもので、HPIとしては初のホビーロボットとなる。同店での価格は19万9,980円で、現在予約を受付中だ。

    HPIのロボットキット「G-ROBOTS(GR-001)」。HPIは特にラジコンカーで有名なメーカーだ

    ちょっぴり悪キャラ? ちなみにこの怒りマークも、ちゃんとシールが付属しているんだとか

    「G-ROBOTS」の外見を印象づけているのは、何と言ってもその半透明のボディだろう。一般的なホビーロボットのようなメタル感がないのは、フレームやソールがすべてポリカーボネート製であるためで、これによって強度の確保と軽量化を両立している。そのため身長は255mmあるが、重量はわずか900gに抑えられている。

    動画
    素早い移動。ジャイロは非搭載だが、動きは安定している。前後左右に重心を移動する機能があり、これで曲がりながら進むこともできる
    ちなみにこの重心移動はアナログ入力になっており、コントローラのスティックをグリグリ動かすとその場で旋回できるという"裏ワザ"も
    動画
    サッカーや格闘系の競技にも使えそう。モーションにあわせてLEDも光る
    サイコロを持って移動するようなモーションも作れる。結構器用だ

    自由度が20軸もありながら軽量にできたのは、新開発のサーボモーターによるところが大きい。下半身にはメタルギアを採用したハイトルクタイプの「RS301CR」(28g)を11個使用し、上半身には軽量な「RS302CD」(21g)を9個使用。コマンド式のサーボモーターとなっており、配線をすっきりまとめることができる。

    下半身にはハイトルクのサーボ。このトルクは7.1kg・cmとそれなりだが、スピードは0.11sec/60°と結構速い。そして可動範囲は300°もある

    コントロールユニットの「RPU-11」も新開発。標準で加速度センサーを搭載するほか、今後発売予定のジャイロユニットも取り付けられる

    本格的なロボット組み立てキットであるが、初心者でも作りやすいのがこの製品の大きな特徴。基本的にサーボモーターやフレームをパチパチとはめ込んでいくだけで良く、使用するネジもわずかに34本。大体「2~3時間もあれば作れる」ということで、全くの初心者であるアルバイトの女性に作らせたところ、3時間で組み上げたそうだ。

    全ての部品。ネジの本数が34本と、非常に少ないのが特徴だ

    サーボは、ブラケットにはめ込むだけなので非常に簡単

    また、サーボモーターは全てキャリブレーション済みとなっており、面倒なホームポジションの設定などは必要なく、組み立ててすぐに遊ぶことができるという。PCで動かすモーションエディタは、画面上に3Dモデルが表示されるようになっており、より直感的なモーション作成が可能。もちろん、ロボットのポーズを取り込む機能も用意されている。

    かなり作り込んだ感のあるモーションエディタ。この3Dモデルを直接マウスで操作して、ポーズを作成することもできる

    3軸加速度センサーを搭載するので、仰向け・うつ伏せのほか、横方向に倒れたときも自動判別してモーションを再生できる

    20万円弱という価格だけを見るとちょっと高く思えるかもしれないが、一般にはオプションの場合が多い無線コントローラ、加速度センサーなどが標準で付属。そのほか、自由度が20もあったり、高性能なリチウムポリマーバッテリ(急速充電器付き)を採用するなど、内容を吟味すれば決して割高というわけでもないだろう。マニアから初心者まで、幅広い層に適した製品と言えそうだ。

    リチウムポリマーバッテリも軽量化に貢献。安全性を考えて、樹脂ケースに格納されている

    どこかで見たようなコントローラが付属する。モーションも予め割り当てられている

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