秋葉原PCパーツショップではDSP版Vistaが一斉発売

      [2007/01/30]

    マイクロソフトが30日にWindows Vistaを発売したことにあわせ、秋葉原では多くのPCショップが29日から30日にかけての深夜営業を実施した。

    秋葉原でパーツショップの集中する地区では夕方から深夜まで人通りの途絶えることがなかった

    0時の発売と同時に次々と手渡されるWindows Vista。会計のみ事前に行う店が多かった

    同じく深夜営業を行ったヨドバシカメラマルチメディアAkibaやビックカメラ有楽町店が通常パッケージ版を販売したのに対し、秋葉原電気街の各ショップではPCパーツのバンドル品として提供されるDSP(Delivery Service Partner)版を販売する店舗が主となっている。いくつかのショップの店員によれば、エディション別では圧倒的にUltimateが売れていた模様。

    多くの店舗ではフロッピーディスクドライブ(FDD)との組み合わせで価格を表示しており、Ultimate+FDDが25,000円前後、Business+FDDが20,000円前後、Home Premium+FDDが15,000円前後、Home Basic+FDDが12,000円前後で販売されている(価格は店舗により開きがある)。いずれのエディションにも32bit版と64bit版の両方が用意されているが、32/64bitの違いで価格差を付けている例は見られなかった。基本的にはDVD-ROMでの提供となるが、BusinessとHome Basicの32bit版にはCD-ROMも用意され、店舗によってはDVD-ROMに比べて1,000円程度高い価格で販売されている。

    深夜販売専用パッケージの「Windows Vista Ultimate α」(左)。右は九十九電機で購入者にプレゼントされた記念品のシステム手帳

    また、この日の深夜販売専用パッケージとして「Windows Vista Ultimate α」が全国1万本限定で用意された。これは、Ultimateに特典としてアイ・オー・データ機器製の高速USBメモリ(512MB)「TB-BH512/K」や機能ガイドの小冊子が付属するもので、特典なしのUltimateに1,000~3,000円程度の上乗せをして販売されている例が多かった。

    29日の22時からVista発売までの2時間は、秋葉原の自作PCイベントではおなじみのテクニカルライター高橋敏也氏、タレントのセイン・カミュさん、そしてマイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長らによるプロモーション部隊「Windows Vista応援隊」が深夜営業中のショップを巡回。パワーユーザーが集まる秋葉原の街頭で、Windows Vista Ultimateの導入を呼びかけた。

    22:00 クレバリー1号店前

    クレバリー1号店前で始まった「Windows Vista応援隊」の秋葉原各店舗ツアー。マイクロソフトのジェイミソン氏(右写真中央)は、「秋葉原の人々は世界で最も重要なカスタマー。皆さんにはWindows Vista Ultimateがベリーベスト」と呼びかける。高橋氏(同左)から「"オタク"についてはポジティブ、それともネガティブ?」と尋ねられると「ポジティブ」との答え

    22:15 カクタソフマップ前

    「応援隊」にセイン・カミュさん(右写真右)が合流。セインさん目当てで待ちかまえていた観客もいたようで、店の前はたくさんの人であふれかえる

    22:30 TWOTOP秋葉原本店内

    TWOTOP秋葉原店では店内でイベントを実施。お店の入り口(右写真)まで来店客でいっぱいになる。「パソコンとかできそうに見られることが多いんですけど、実はあまりよくわからないんです」(セインさん)「私もパソコンなんてできなさそうに見えて、どうもできることになっているようなんですよ」(高橋氏)

    23:00 T-ZONE PC DIY SHOP前

    唐突に「僕の知り合いのMSIの方が偶然そこにいたので」と、エムエスアイコンピュータージャパンの石岡宣慶氏を招く高橋氏(左写真)。その石岡氏が「私だけでもなんなので」と、この日夕方に座談会を行っていたDOS/V POWER REPORT(インプレスジャパン)・日経WinPC(日経BP)・PCfan(小社)各誌の編集者を招き、自作ユーザーがVistaを導入する意味について議論(右写真)

    23:15 ブレス秋葉原本店前

    「高橋さんのおすすめのVistaはどれですか?」との問いに「もちろん、今日の記念にもなるUltimateαです。パッケージはあの大きさ(左写真左端)です」と答える高橋氏。もちろんジョーク。ジェイミソン氏は各ショップ前で「ここ秋葉原でVistaを発売できて嬉しーいです!」を連発。普段記者発表会ではほとんど英語だが、この日は日本語で語りかけることも多く、店舗を回るごとにノッてきている様子だった

    23:30 TSUKUMO eX.前

    TSUKUMO eX.のイベントステージ前には早くから人混みができ、Vista発売・イベント終了までにぎわいが絶えなかった。「普段はあまり秋葉原に来る機会もないのでは?」と聞かれ「そうですね……でも先日仕事で来ました。『さんまのスーパーからくりTV』の収録で(笑)」(セインさん)

    23:50 ドスパラ秋葉原本店・カフェソラーレ秋葉原店前

    発売直前には店の前の道路がほぼうまってしまうほどの人が集まっていたカフェソラーレ前。自身も熱心なPCユーザーである声優の古谷徹さん(右写真右)の熱演で盛り上がる

    30日0時には、ドスパラにより18:00からイベント「ドスパラUltimateカフェ」の開かれていたカフェソラーレ秋葉原店前に、高橋氏、セイン・カミュさんのほか、イベントにゲストとして招かれていた声優の古谷徹さん、そして「インテルの"神様"」「AMDの"アニキ"」こと天野伸彦氏・土居憲太郎氏らが勢揃いし、Vista発売のカウントダウンが行われた。カウントダウン前には古谷さんが「俺は今、Vistaの誕生に立ち会えて猛烈に感動している!」「Vista、行きます!」など名ゼリフのパロディを披露して周囲を盛り上げた。

    30日に日付が変わった直後のドスパラ秋葉原本店・カフェソラーレ秋葉原店前

    マイクロソフトのジェイミソン氏は、発売の瞬間をTSUKUMO eX.前の特設ステージで迎えた。インテル代表取締役共同社長のロビー・スウィヌン氏、九十九電機代表取締役の鈴木淳一氏もステージに上がり、それぞれ「Vistaとインテルのプロセッサはベストマッチだ」「Vistaは3,000本以上の予約が入っており、30日中に売上4,000本は間違いない」とそれぞれコメント。また、発売後にはヨドバシカメラマルチメディアAkibaでのイベントを終えたマイクロソフトのダレン・ヒューストン代表執行役社長、インテルの吉田和正代表取締役共同社長も姿を現し、Vista発売の盛り上がりに明るい表情を見せていた。

    マイクロソフトのジェイミソン氏とともにステージに登場したインテルのロビー・スウィヌン共同社長(右)

    0:30ごろTSUKUMO eX.にかけつけたマイクロソフトのダレン・ヒューストン社長(左)、インテルの吉田和正共同社長(右)。九十九電機の鈴木氏は「Core 2 Duoに続きVistaでも深夜販売が盛り上がった。素晴らしい製品は秋葉原でまず売れるということが実証された」と話す

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