ODF生成用API「ODF Toolkit」の概要が明らかに

    海上忍  [2007/01/25]

    OpenOffice.orgのサブプロジェクト「The ODF Toolkit Project」は23日(米国時間)、ODFの扱いを容易にするためのAPI「ODF Toolkit」の概要を公開した。同プロジェクトは、ODF Toolkitを提供することにより、ODFをサポートするアプリケーションの増加と、ODF生成用フレームワークとしてのOpenOffice.orgの機能アップを目指す。

    同プロジェクトが公開した文書「OpenOffice.org ODF Toolkit」の冒頭では、ODFの成功により、ODF生成用のツールキットもしくはフレームワークに対する需要が増していると分析。しかし現在必要とされているものは、OpenOffice.org内蔵の機能としてではなく「軽装」であり、伝統的なデスクトップ向けオフィスソフトの枠を超えたツールキットだ、とその必要性を定義している。

    具体的な機能としては、ODFを閲覧する「ODFビューア」、印刷用の「ODFプリンタ」、HTMLやPDFなど他フォーマットに変換する「ODF変換サービス」が例示。いずれもOpenOffice.orgに実装済みの機能だが、ODF Toolkitを利用すれば独立したコンポーネントとして活用可能だ、としている。また「Universal Network Objects(UNO)」と呼ばれる技術により、Javaなど各種コンピュータ言語で利用できるとのこと。

    ODFは、XMLをベースとしたオフィススイート用ファイルフォーマット。仕様は一般に公開され、OpenOffice.org 2.0やKOffice 1.5の標準ファイルフォーマットとして採用されている。2006年3月には、ODFの普及促進を担う団体「OpenDocument Format Alliance」が設立され、ジャストシステムなどの大手ベンダにも採用が始まったほか、2006年5月には国際標準規格として認定(ISO/IEC 26300)されるなど、普及が進んでいる。

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